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わかんない
【複数プレイ 官能小説】

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温泉旅行-20

ヒグラシの声と 竹藪に風が流れるさらさらとした音に
少し 人が楽しそうに話している声が 遠くに聞こえていた

「ちゃんと ブラしてるから 胸は見えないもんね」
彩香は 浴衣の襟を締め直して笑った

「昔は 風呂入ったり プール行った仲なのにな」
翔が笑いながら言うが
俺は 少し空を見上げてみた
嫉妬した顔を 二人にばれたくなかったから・・・

「そんなの 小学生の小さい時だし」
彩香は笑いながら 俺のもとにカラコロ音を立てて近づいてきた
俺が嫉妬したのを察したのか 
「ほんとだからね」
と 小さく囁いてくれた

そんな時
竹の葉の音に紛れて
彩香とは違う下駄の音が近づいてきた
少し曲がっている竹藪の小道の向こうからだ・・・

「すげーな 本当に混浴あるとかさ」
「男子って そんなことばっかり楽しんでない?」
「はははははは お前だって 覗いてたじゃないか」

すぐに 竹林の向こうに 4人の影が見え
それが 男2人 女2人であることがわかるようになった

向こうも こちらに気付いたが 特に気を遣う様子もなく
楽しそうに話しながら近づいてきた

俺たちは 自然と石畳の右側を歩き
4人組とすれ違った

女の子の一人だけが宿で借りれる浴衣を着ていて
あとは楽な私服姿だった





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