投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

ヒューマン・ロール・プレイの最初へ ヒューマン・ロール・プレイ 109 ヒューマン・ロール・プレイ 111 ヒューマン・ロール・プレイの最後へ

〜 情報その7 〜-5

 そうこうするうちに、プレイするゲームも残すところ3つです。 先にスタートしたのは『戦略シミュレーション』、女兵士を雇って陣地を攻略し、敵の拠点を抑えるオーソドックスなものでした。 
 一風変わっていたのは女兵士の設定です。 全ての女兵士は『目隠し』と『鼻フック』をして、手は後ろ手に縛られていました。 胸に嵌めた乳枷で乳房は縊れ、足首同士も短い鎖で繋がれているため、移動は専ら這ってみたり、小刻みな摺り足で動いてみたりです。 その上で、舌が長い『舌兵』、胸が大きい『胸兵』、引き締まった臀肉をもつ『尻兵』、唇を窄めた『吸兵』、膀胱が大きな『尿兵』――というように身体的特徴で分類されていました。 戦闘はというと、相手を性的に興奮させれば勝利です。 舌兵は舐めることで、胸兵は相手の肌を包むことで興奮させようと身を捩らせました。 ちなみに陣地の侵略は放尿によるマーキングで行い、一定量以上の尿をクリスタルに浴びせれば、そこは自軍の陣地になる、というシステムです。 
 さて、最も強い『舌兵』を雇うには何の取り柄もない『芋兵』の10倍コストがかかるため、限られた資産の中からどの兵種をどれだけ雇い、どのように進軍させるかが戦略のみせどころのようです。 戦力としては弱い尿兵も、拠点攻略には役立ちますし、すべての兵種に相応の役割が用意されていて、一筋縄ではいかない面白そうなバランスでした。
 
  
 さて、今度は背景のスクロールで演出する『レース系』です。 といっても車やバイクなんて登場しません。 レースは『女性の消化管』を舞台とし、スタートは『口』でゴールは『肛門』、誤飲したビー玉が体内を通過して排泄されるまでの道程だそうです。 胃液や小腸に潜む線虫の妨害、大腸の蠕動(ぜんどう)を掻い潜ってゴールするには、テクニックと運が揃わなくては叶いません。
 ビックリしたのは背景のリアルさでした。 本物同然の口腔、咽喉、食道に胃の粘膜といった器官を描いた背景が、操作するビー玉の脇を流れていきます。 何でもこのゲームを作るために、わざわざ内視鏡を呑んで体の各部位を綿密に撮影したんだとか。 まだ胃までなら分かりますが、その先には十二指腸や小腸、大腸もあるんです。 最終的には肛門まで映像があるということは、口から呑み込んだカメラが肛門に達するまで、只管(ひたすら)撮影を続けながら呑み込み続けたということでしょうか? それとも既にある素材から、ここまでリアルな画像を演出したとでもいうんでしょうか?? ……正直いうと、どちらにしてもイヤ過ぎです。


 最後は爽やかな筈の『スポーツ物』でした。 旧世紀のサッカーを題材にとり、サッカーボールと友達な少女が率いる主人公チームが、全国大会で活躍します。 現代サッカーでは選手は目隠しをし、監督のリモコンに合わせて完全管理されるシステムですが、旧世紀は選手の自主性を重んじたスタイルなので、ヒロイン的なプレイヤーが存在し得たのでしょう。
 主人公やライバルの必殺シュートには名前があり、それぞれ『フル勃起クリトリス・アフンアッハン・オマンコドライバー』『タイガーファック・シコシコピンコ勃チショット』『ツインオマンコ舐メ舐メ嵌メ嵌メシュート』といった長ったらしいものです。 ちなみに音声はフルボイスでした。
 アクションをするには『羞恥心(ガッツ)』を消耗し、強力な技ほどたくさんの『羞恥心(ガッツ)』を必要とするので、調子にのって技を連発するとたちまち『くっ、ガッツが足りない!』といってその場で自慰を始めてしまうため、技の使い処とペース配分が肝になるという斬新がシステムでした。


 
 ……。


 以上、総計14本。 1本あたり約10分のプレイで、合計2時間ちょっとです。 でもあまりにも密度が濃くて、それぞれのゲームに集中していたからか、私にはとても短く思えました。 もっとも眼の疲労は誤魔化せません。 先輩がプレイを終えてパソコンの電源を落した時も、しばらく視野のチカチカが収まりませんでした。

 期待してるから、それなりのゲームを組みなさい――そういって先輩方は部屋に戻りました。 私と22番さんは互いに疲れた顔を見合わせます。 表情から察するに、22番さんも私と同じで途方に暮れているようでした。 現時点でプログラム知識がゼロな私達にとって、先輩方が作ったゲームはあまりにも高いハードルです。 

 といっても、諦めて許されるような学園じゃないですし、先輩に出来たことなんだから、私たちだって必死になれば可能性はあるはずです。 お互い一言も喋りませんでしたが、22番さんの眼に力が戻ってきたのは、きっと覚悟を決めたからでしょう。 それは私も同様で、与えられた状況でベストを尽くす以外ありません。

 2人して黙々と部屋を掃除し終えた後、私は【B2番】先輩が待つ部屋に戻りました。





ヒューマン・ロール・プレイの最初へ ヒューマン・ロール・プレイ 109 ヒューマン・ロール・プレイ 111 ヒューマン・ロール・プレイの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前