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早春 〜誘惑のストッキング〜
【熟女/人妻 官能小説】

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第4話 開花する狭間で-2

徐々にと垣間見えるてくる彼の性癖。
その中で、数々のわいせつ画像を目にした私の身体は、火照りだしてもいた。
前日の晩に、主人から拒絶されたのも重なっているのだろう。
満たされない私の欲求は、足早に寝室へと向かわせていた。

寝室に入り、部屋の扉を閉めれば高鳴る胸の動悸。
今は、欲求を満たす為だけの空間でもある。
私はおもむろに、出窓の下の押し入れを開けて、革製の黒いボストンバックを取り出した。
中には、夫婦生活を楽しむ数々の道具が入っていた。
趣味で集めたのもあるが、日頃の私の欲求を満たせてあげれない、主人のせめてもの償いもあった。
その一つでもある男性器型のバイブレータは、夫婦生活以外に私自身の慰めでも使用していた。
この日も、同じようにバッグから取り出したが、普段と違うのは朝方から行う事だった。
彼に惑わせれた私の欲求は、平穏な日常生活も脅かそうとしていた。

とりあえず私は、ダブルベッドに腰を下ろした。
普段は、バイブレーターのスイッチを入れて、すぐに行為に及ぶのだが、この日は足元の近くの床にバイブレーターを置いた。
それをすぐさま足裏で挟むと、目を瞑りながら前日の事を思い返していた。
ストッキング越しに感じる、あの時と同じ彼の膨らみ。
それを足裏で摩りながら、彼の物を感じた。

瞬く間に溢れ出る私自身。
いびつな男性器型のバイブレーターの様に、彼の物は似ていた。
13歳の少年とは思えないほどに、みなぎる巨根。
きっと私を満足させるに違いない。

我慢できずに、抑え切れない衝動で私は妄想に身を任せると、床に置いたバイブレーターを手に取った。
そのままスイッチを入れると、スカートをたくし上げて、パンストの上から自分の物にあてがった。
小刻みな振動は、敏感な一点を刺激して、快楽は激しさを増した。
前日にも行為に及んだが、明らかに指先とは違う快楽の極み。
溢れ出る量が尋常でないくらいに、それは物語っていた。

彼が欲しくてたまらない。
私の欲求はさらに暴走して、彼と一つになる事を試みた。
彼を意識してから、益々具体的になる男女間のセックス。
男性器型のバイブレーターは、それらを色濃く司る。
それでも構わない・・・・・・。
思わず私は、疑似的にも彼を受け入れたくなり、パンストのセンターシームに穴を開けるように破った。
男女間のセックスにおいて少し不可解な私の行為だが、例のブログの女性は、裸にパンストを履いたまま男を受け入れていた。
特殊な性癖を持つ男達の願望なのだろう。
おそらく彼も、それらの行為を望んでるに違いない。
ただ彼には、まだセックスに対する概念は乏しいようにも感じた。
欲求を満たすだけに向けられる、ストッキングを履いた女性にしか興味の沸かない、彼の性的意識がそれを物語る。
前日の事は致し方無いにしろ、もし二人だけの完全な密室ならば、ブログの女性のスタイルは彼とのセックスにおいて有効になるだろう。
ストッキングに魅せられた彼の欲求を、私の中に受け入れる事も出来る。

徐々にと具体的になる、彼とのセックスプラン。
私はその時を思い描くと、ショーツを横にずらして、破ったパンストの穴から直接バイブレーターをあてがった。

割れ目の谷間を、先端で上下しながら、穴を捉えるバイブレーター。
その道筋を辿る様に、徐々にと私の中へと納めて行く。
無機質なプラスチックの感触だが、私の彼に対する想いはリアルを思い描かせる。
彼と繋がる、初めての瞬間を感じながら・・・・・・。
根元まで全てが納まると、ベッドに腰を掛けていた私は、上半身だけ仰向けになった。


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