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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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謀反-11

 覚醒剤の影響で頭がボーッとしていた吉川。天井を一点に見つめていると、やがて若菜が戻って来た。
 「うわっ…」
吉川が驚いた理由は着替えてきた若菜の着衣であった。それでなくても短めのスカートを履いていた若菜たが、更に短くなっていた。白のシャツも胸元がセクシーに開けており谷間が眩しい。その上にかかるジャケットが格好良さを際立たせていた。メイクもより顔立ちを引き締めた印象を受けた。
 「これが私の勝負服なの。」
 「で、でもスカート短すぎじゃ…。谷間も見えるし…」
 「短い方が動きやすいの。それに男の視線が溜まらないしね。フフフ」
目のやり場に困る。とても30歳過ぎの女には見えない程若々しい。しかし若い女にはなかなか持ち合わせられない色気は圧巻だ。
 「煩悩に病んだ男達にギャフンと言わせるのが快感なのよね。」
 「そ、そっスか…」
頭をかく吉川。フレアのヨガ教室にいる人妻なんかよりも色気ムンムンでよほど刺激的であった。
 「私は人の上に立つようになって判断に迷うようになってた。私は直感で動く性格なのを忘れてたわ。慎重に行くなんて私らしくない。上原若菜は馬鹿みたいに前へ前へ突進する女。もう迷わないわ?」
吹っ切れた若菜は生き生きして見える。吉川までもワクワクしてしまう程に輝いていた。
 「真田竜彦をとっ捕まえに行くわよ?吉川君、行く?」
吉川はニコッと笑いながら答える。
 「勿論!」
 「うん。」
吉川はスッと立ち上がり若菜の後をついていく。そして特命捜査対策室に入ると一人残っていたさとみに言った。
 「今からフレアに乗り込んでくるわ?何かあったら連絡ちょうだい。」
 「あ、はい…。よ、吉川君も?」
 「はい。行ってきます。」
 「で、でも…大丈夫なの…?」
 「平気っす。」
 「無理しないでね?」
さとみに心配される事に違和感を覚える吉川は頭をかいた。今までのように喧嘩腰でこられた方がしっくりくる。吉川は照れ臭そうに頭をかいた。
 「じゃあ行って来るわ?」
 「はい。」
見なくても分かるさとみのウルウル瞳にソワソワしながら若菜の後について出かけて行った。
 面パトも若菜の運転だ。決して下手ではないが運転は荒かった。
 「う、上原さん…、ひ、100キロ出てます…」
 「だから?」
 「い、いえ…」
吉川はセクシーな若菜のミニスカートから伸びる脚を見ている余裕すらなかったのであった。


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