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妻の悦びが僕の愛のカタチ 〜奈落へ栄達する夏帆〜
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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七年ぶりの男-1

 ラブホテルのベッドの上。妻は両手で乳房を隠し、かたヒザを少し立てて内側に織り込むように太ももで股間を隠す。太田君は上体起こし、そんな彼女を見つめながら、頭を少しずつ彼女の顔へと落としてゆく。妻は目を閉じて彼の唇の到着を待った。二人の唇が重なる。太田君の顔が右へ左へと動き始める。妻の顔も少しずつ動きはじめ、より深い舌の愛撫を楽しむように、互いの顔が激しく動き出す。濃厚なキスを楽しんでいるのだ。太田君の右手が乳房を隠す妻の両手へと伸び、片方ずつ解きほぐしてゆく。彼女の両手はベッドに投げ出された。2人は素肌を密着させ舌の愛撫を楽しみあう。やがて彼の舌は唇から頬を経て耳へと到着する。
「はぁぁぁっ」
 妻の口からこぼれる合図に、彼の舌は確信に満ちて彼女の耳を犯した。妻は口を半開きにしてそれを楽しむ。彼の舌が反対の耳を犯そうとする。妻は自らその耳を差し出し、舌を受け取り甘い吐息をこぼした。耳を犯し終えた彼の舌は、首筋を舐め胸の谷間へと突き進み、右の乳房の稜線をのぼり乳首をもてあそんだ。太田君の両手は、妻の肩にかかるバスローブを脱がそうとする。彼女はそれをたやすくするため、肩を上げ背中を浮かせ、袖から両腕を抜く。バスローブを脱がし終えた彼の両手は、妻の乳房や乳首への愛撫に役目を変える。両手で乳房を揉みながら、彼の口は再び妻の唇を求めた。二人は互いの唾液の味を堪能する。彼の片脚が妻の閉じた脚をこじ開け割り込む。彼は太ももで秘部をまさぐる。妻は、ほどなくもう片方の脚も受け入れる。
 太田君はトランクスを一気に脱ぎ捨てて、立派に固くそそり立つペニスを見せつけた。大きさは元気なころの僕くらいだ。妻は一瞬それに目を奪われる。彼は固いペニスを彼女の股間に押し付け擦りあげた。 
「んっ、あっ、はぁ、んっ」
 彼の腰の動きに合わせ、妻の口が甘い音色を奏でた。太田君が、乳首を口に含み腰の動きを速めた。
「痛いっ!」
「あっ、ごめんなさい」
 妻の悲鳴にも似た言葉に、彼は咄嗟に謝る。乳首に歯を立ててしまったのだろう。妻はそれをとても嫌がる。身体に痛みを与えられるのが嫌いなのだ。ほどなく妻は謝る彼を見つめ「いいのよ」と微笑む。妻の笑顔に、再び彼の腰が動き出した。妻の息が荒くなる。太田君はついに自分のペニスに手を添えて、妻の膣口を探り始めた。コンドームは着けていない。過去の中絶で妊娠しにくくなり、幾度となく人工授精にも失敗している。そんな彼女の皮肉な安心感なのだろう。または七年ぶりに目にした、固くいきり立つペニスに自分を抑えられないのかもしれない。
 ペニスの先で妻の膣口を探り当てた太田君は、一気に腰を突き出す。しかしそれは、スルンと上へ逃げてします。そう、彼女は濡れにくい体質なのだ。彼はあわてて妻の秘部に舌を這わせた。
「いやんっ、恥ずかしい」
 そういう彼女の脚はしっかりと開かれ、腰まで浮かせていた。太田君は目の前の秘部を犬のように舐めあげた。そして再び挿入を試みる。しかし入らない。それを繰り返す。四度目だった。
「はうぅっ!」
 妻の口から得も言われぬ声が漏れる。太田君も快楽に背を反らす。ついに挿入したのだ。彼の腰が動き出す。彼女の吐息が荒くなる。太田君が腰の動きを速めた。ベッドに投げ出されていた妻の腕が、自然と浮き上がり彼の背中に巻きつこうとした時だった。
 太田君はペニスを引き抜く。
「うっ!」
 腰をピクつかせていた。射精したのだ。挿入してものの数秒であった。
 そういうことか――太田君がしょげていた訳を僕は理解した。
 太田君は妻の横に身を投げた。妻のお腹から乳房にかけて、精液が飛び散っていた。しばらく二人はそのままだった。
「ごめん」太田君が申し訳なさそうに言う。
「いいのよ。気にすることないわ」
 その先は見る必要が無かった。

 僕は太田君に電話した。彼は相当落ち込んでいた。結局あのあと二人はそれぞれシャワーをあびて、出前を取りホテルで食事をし、少し仮眠したそうだ。何度か再チャレンジを試みたが、心の折れた彼のペニスが言うことを聞いてくれなかったらしい。そんな彼を妻は、母のように慰めるのみだったそうだ。童貞ではないし、普段はあんなことは無いと何度も言っている。そんな彼にあれこれアドバイスをする僕は、まるでカウンセラーのようであった。
「普段から積極的に夏帆を責めてみろ! 仕事中でも尻を触ったり、乳を揉んだり徹底的にやってやれ!」
 僕の言葉に彼は返事を返すのみだった。僕は説得し続けた。

 翌日、太田君から電話があった。
「今日、倉庫で夏帆の尻、触ってやりました! キスもしましたよ! 自分いけます。来週も休みとるんで、よろしくお願いします!」
 すっかり元気になっていた。『メス豚みゆきの創り方』というブログをもう一度よく見て勉強するように言い、来週に期待することにした。


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