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妻の悦びが僕の愛のカタチ 〜奈落へ栄達する夏帆〜
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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下準備-1

 頭の中がすっきりして、労働意欲もわいている。僕は妻の作ってくれた弁当を食べながら、会社のPCで色々なサイトを物色していた。来るべき日に備えての計画作りのためである。特に参考になったのは『メス豚みゆきの創り方』というブログであった。ある夫婦の夫が、妻を様々なプレイに駆り立ててゆき、その姿を文章と目線入りの画像で紹介している。あまりに過激すぎたので、会社の屋上に行き自分のノートPCで閲覧した。
 そのブログを見た時、世の中にはこんな夫婦がいるのかと正直驚いた。何しろ日を追うごとに内容は激しさを増してゆくのである。何より驚いたのはその女性が、最初は恥ずかしそうにしていたのに、やがて悦びの表情を浮かべプレイしている事だった。僕はそこに写る画像の女性に、夏帆の姿を思い浮かべていた。
 
「決まった? 日にち」
 リビングで夕食をとりながら妻に聞いた。
「太田君たらね、あなたがいるって言うとあからさまにがっかりしてるのよ。来週の水曜日。夜7時頃からにしたけどそれでよかった?」
 当日も翌日も仕事があったが、どのみち薬を飲んでいるのでお酒は飲めないからそれでいいよ、と答えた。僕がお酒を飲めない事も知っている妻が、申し訳なさそうにしていたので僕は笑顔で妻に言う。
「俺の分まで飲んでよ。いや、飲んで欲しい。たまにはヘベレケになったお前も見てみたいし、昨日言ってたじゃん、俺が嬉しそうにするとお前も嬉しいって」
 僕の言葉に妻は大きく何度も頷く。
「俺もさ、楽しそうなお前を見てると、なんか病気治るんじゃ無いかなって気がしてさ」
 妻の大きな瞳が潤んでいる。照れくさくなりご飯を口に放り込む。
「頑張っていっぱい飲んじゃう。無礼講ね」
 大きな瞳から一筋の涙がこぼれる。いつもとは違う沈黙の食事が続いた。

 湯船につかり頭を洗う妻の裸をマジマジと見つめていた。子供がいないせいか、他の同世代の女性よりも若い。乳首と乳輪は多少黒ずんでいるものの、Cカップの胸の張りは健在だし、うなじからお尻にかけて描かれるしなやかなS字のラインや、腰のくびれも二十代の頃に比べると多少劣るが及第点だろう。小さなお尻から延びる細めの太もも、ヒザから下はふくらはぎに向けフワッとふくらみを帯び、足首に向け一気に細くなっている。太ももの間から覗く、手入れのされていない薄めの陰毛がいやらしく僕を誘っている様に見えたが、僕の小さなペニスは残念ながら反応していなかった。

 週末、人でにぎわう電気店に行った。一人でこんな人ごみを歩くのも、やはり久しぶりの事である。しかもワクワクと心をときめかせている。決して裕福とは言えない家計事情は分かっていたが、HDビデオカメラと三脚そして専用の携帯バッグを買った。

 妻は、最近僕の調子が良いことを喜んでいた。会社でも同様だった。今までの分を取り戻すように仕事に励む僕を、みんな応援してくれた。そして、休憩中や自宅では完全に頭を切り替え、水曜日の計画を綿密に練った。妻と太田君との会話や妻の反応などを想定して、頭の中でシミュレートしていった。もちろん『メス豚みゆきの創り方』というブログは大いに参考にした。

 呼び鈴の音と共に時計に目を向ける。六時五十五分だった。妻が玄関にかけてゆく。太田君が来たのだ。
 今夜は早めに退社した。会社のみんなは、急に頑張りすぎたからだと気遣ってくれたがそうではない。僕にとって待ちに待った日だからだ。妻よりも少し早い帰宅となった。遅れて帰ってきた妻に、今日はホステスなのだから化粧をキメ、衣装も派手なものにするよう提案し、やや濃い化粧を施した妻と一緒に、下着から選んだ。見せる訳では無いのだからと恥ずかしがる妻に、僕の望みだとお願いした。赤のフロントホックブラは肩ヒモの無いハーフカップのものにして、ショーツも同じ赤でTバックを選んだ。おそらく妻が持っている下着の中で一番派手なものだろう。その上にピンク色のチューブトップのキャミソールを着させ、スカートは持っている中で一番短いものを選ばせた。「いつからはいて無いんだろう?」衣装ケースの奥から引っ張り出した膝上10センチの白いフレアスカートを、なるべくウエストを上げて履くように指示した。小柄と言っても脚は長い彼女だ。結構な露出である。ストッキングをはこうとする妻に、それはいらないと僕は言った。恥ずかしそうにしながら淡いピンクのカーディガンを羽織ると、妻は晩餐の準備に取り掛かった。

「どうぞ入って。今日は無理言って、ほんとにごめんね」両手を顔の前で合わせ、妻は僕と選んだ衣装で太田君を迎え入れる。
「石井さん、いつにも増してお綺麗ですね。それにとても似合ってますよ。色っぽいっていうか、なんだろ? 家ではいつもそんな恰好なんですか?」
 玄関の2人の会話に僕はニヤリとする。
 リビングに入って来た太田君を立って迎えた。
「初めまして、石井剛志です。いつも嫁の夏帆がお世話になってます」軽く会釈をする。
「お世話なんて、そんな。石井さんにはこちらの方こそお世話になっております」彼は深々とお辞儀をして返した。
「楽しくやりましょう。今日の夏帆はホステスですから、無理難題をジャンジャン押し付けてよ。お前もしっかりサービスしろよ」
 笑う僕の言葉に彼は、背後に立つ妻の足元から頭のてっぺんまで舐めるように見つめる。妻は恥ずかしげに顔を赤らめていた。


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