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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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待ち合わせ-7

ちづるは驚いている。
タクミは黙っている。
そんな2人に、タクミの母は
喋り続ける。

「まー、アンタがこんな美人な人と
デートな訳ないかー。
あ、タクミ! アタシさぁ、、」

タクミは小さくため息をついて、
やっと答えた。

「、、、なんだよ。」

「沖縄 行くかも!」

「、、 あっそ。」

「旅行じゃないよ!?
あっちで、、暮らすかも。」

「、、、ぉー。
 いいじゃん。
  行ってらっしゃい。」

   もっと 遠くに

 地球の裏側とか
    行けばいいのに


「いい!? 行っていいよね!?
今もほら、あんま家にいないし!
、、、あ! 
 ってか、遅れちゃう!
     アタシ行くね!」

「、、、。」

  早く 行け

   っつーか 

 急いでるなら声かけなきゃ
     いーだろ

「じゃあ、また今度詳しく話すわ!
   またねー!!」

タクミの母親は、そう2人に言い、
駅に向かった。
タクミがホッとするのもつかの間、
母親は、クルッと振り返り大声で
タクミに言う。

「あ! 
そういう事だから
由佳ちゃんと、うちで暮らしても
 別にいいからねー!

 ちゃんと避妊すんのよー!!」

「、っ、!! 、 、 」


   今すぐ 消えろ

   クソ女


タクミの隣でちづるは小さく呟く。

「、 、、ゆか ちゃん 、、」

  学校の 彼女 か

    、 、 、  、、

 って、

    ぅ っ !!


ちづるはタクミをふと見る。
背中から、
怒りのオーラが出ているのが分かる。
思わず慌てる。

  今 私、 、 

 落ち込んでる暇は ないかも!

 タクミ君が
    怒ってる ! っ  

「、、 ぁの! タクミ君っ!」


タクミはハッと我に返る。

「、、んーー? 

 ぁーー、、
    ゴメン、、、。」

「、 、、んーん。
     繋ごっか?」

「ぇ?」

「、、手。」

「、 、、 いいの?
 知り合いに、
健の姉ちゃんに会ったらどーすんの?」

「会わないよ、きっと。」

「、 、 、、。」

 ぁ 。

 なんか 気を
   使わせちゃっ た


タクミは少し気まずそうに
はにかみ、手を差し出した。
2人は手を繋いで歩き始める。

そのまま駅ビルに入り、
エスカレーターに乗る直前まで
2人は手を繋いでいた。
エスカレーターに乗ると、
タクミが独り言のように呟く。

「っ はーー。
 もっと
遠くにすれば良かったかなぁ。」

「え?」

「今日のデート。」

「 、、 ふふっ、」

「まさかアイツに会うとは
思わなかったしーー。

でも俺、好きなんだよね。」

「 ? 何が?」

「ここの駅。」

「、、 なんか、分かる。
私もそうかも。」

「ちづちゃんも?」

「うん、、。
学生の頃から、この辺で遊んでたし。」

「学生? 高校生の頃?」

「うん。」

「へーー。 ちづちゃんて、
どこの高校行ってたの?」

「、、、秘密ーー。」

「なんでよ。」

「だってー、
そんなレベル高い所じゃ
     なかったし。」

「えー? いいじゃん。
 教えてよ。」

「、 、、M高校。」

「へーー。
そんな悪くないじゃん。」

「タクミ君は? どこの高校?
 、 、、って、
聞いて分かるかなぁ。」

「俺? K高校。」

「え!? そーなの!?
    凄いねっ!」

「えーー? そうかなぁ?」

「私、お兄ちゃんがいるんだけど、
K高校だったんだよ!
タクミ君の制服、
あんまり見る機会なかったからかなぁ。
 気がつかなかったー!」

「へー。
ちづちゃん、お兄さんいるんだー。」

「うん。
私はK高校なんて無理だったもん。
 タクミ君て、頭良いんだね。」

「えーー? そんな事ないよ。
  普通だよ。」

「凄いってー!

  あ、5階 着いた っ 」

5階に到着して、
2人はエスカレーターを降りた。


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