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リストラ女王様
【SM 官能小説】

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リストラ女王様-2

 結花は5分程の動画が終り、トップページにアクセスして次の動画をクイックしようとした時、下の方に案内の文字があった。
 とりあえず、結花はマウスで案内をクイックした。次の画面に、緊縛基本コース、女王様育成コース、女装Mコースとあり結花は思わず女王様育成コースにアクセスした。
 そこには、教育カリキラムが書かれ、緊縛から調教の仕方まで多岐に渡るモノになっていた。しかも、2週間の本格的な内容で仮免、免許と自動車学校みたいに厳格な内容となっていた。料金も自動車学校並に高かった。最後に、免許伝授者の感想と愛奴の調教画像が載っていた。
 結花は、コンピュータをシフトダウンさせると、風呂場に行き火照る体をシャワーで冷ますと、バスローブに着替えグラスにワインを注ぎ飲み干そうとした時、先程別れた井川から電話が掛って来た。
「いかがでした?良い返事をお待ちしております」
「ひとつ、質問して良いですか?」
「何でも良いですよ」
「井川さんから貰ったCDからナオミ女王様のホームページにアクセスしていろいろ見て…」
 結花は言葉を詰まらせると井川の方から話し始めた。
「もしかして、やる気になりましたか。ナオミ女王様の教育を受けるけど諸々の問題があるから相談にのって欲しいですね」
「はい」
「後の事は私が段取りしますから、結花女王様は明日会社に希望退職を出して下さい。それが済むと引越しの準備を忘れなく」
 結花は次の朝、会社に出勤すると課長に辞職届けを出して有休の申請をした。
「確かに預かりますね。ところで送別会は何時しますか?今日はどうでしょうか?今から手配すれば間に合います」
「今日までは会社の社員ですね。明日から有休ですので今日が良いと思います」 結花は希望退職の書類を自ら作成し、課長の承認を貰い総務で書類を渡すと、会社の机にある私物を段ボールに詰めて宅配便で送った。更衣室の制服は、仲間の同僚に譲った。
結花の送別会も無事終り、次の朝遅く目が覚めると井川に連絡をした。
「おはようございます。これからの予定を知りたいのですが…」
「とりあえず、お昼食をしながら話しませんか?紹介したい人もいますから、近くのファミレスにいますから12時に来て下さい」
 井川が一方的に電話を切った。
 結花は、シャワーを浴び着替え化粧をしてファミレスに着くと、井川と20歳位の女性がいた。結花が席に着くと、井川はその女性の事を話し始めた。
「この女性は、貴方の雇い主の西川理事長の愛人です。そして、貴方のパートナーになります。貴方の自由に使って良いですが、理事長の愛人である事を忘れなく。これは、貴方が希望していた教育の資金と交通費、当面の生活費です」
「この女性と生活するのですか?」
「はい。教育から戻って来て新しいマンションに入居してからは生活して貰います。それと、教育のパートナーとして一緒に行って下さい」
井川の一方的なやりとりに結花は困惑していたが、年収の金額には勝てなかった。しかも、半強制的に愛人と共同生活を強いられた。
「とにかくそこの彼女の名前は?共同生活でもプライベートはあるの?」
井川は、書類をオモムロに出して
「貴方が住むマンションの見とり図です。5LDKですので、十分プライベートは確保出来ます。もちろん、プライベートとプレールームは別になっていますし防音設計ですので安心です。この女性は、玲子と言いますが元男性ですから貴方のお好きに使ってもよろしいですが、理事長の西川さんが来る日はプレーが終ったら玲子と愛人関係をさせて下さい」
「この女性が男?」
「無理もありませんが、かなりの整形をしていますから見た目は完全に女性ですから安心してください」
「とにかく、玲子と生活するのはマンションに引っ越してからね」
「明日は引越しの準備をお願いします。明後日は引越しが済み次第、教育に行って貰います。玲子の方にもお金は渡してあります。では、明後日玲子を連れて来ますので引越しが終り次第玲子と一緒に教育に行って貰います」
引越し当日、井川は玲子を伴ってやって来た。同じ時間に運送屋のトラックが来て引越しが始まった。運送屋は手際良く荷物を運び出した。


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