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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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覚悟-9

 「私ね、こんな豪邸に住んでて何の不自由もなく暮らしてるように見せてるけど、正直に言うと、主人の会社が外資系の企業に買収されそうなの。去年から業績が悪化してね…、たくさんリストラとかしたんだけど、皮肉な事にそうすると生産性が悪化してね、どうしようもない状況になっちゃって。元々主人が立ち上げた会社なんだけど、経営不振を理由に社長の座を奪われそうな状況なの。社員達は私たちの家を知ってるし、リストラした人達からも会社が大変な時に良くそんな豪邸に住んでいられるなってバッシングに遭ってる。でも主人は幼い頃から貧乏な家庭で育って、ずっといつか大豪邸に住んでやるって野心を持って生きてきたの。そして血の滲むような努力をしてようやくその夢が叶ったのに、この家を手放さなきゃならない…。私はどうしても主人に今以下の生活をさせたくないの。この家はじき他人の手に渡る…。なら誰も知らない街に行ってまたこの家に負けないぐらいの豪邸を建てて主人の夢を壊さずにいてあげたい…私はそう思って悩んでたの。そんな時にヨガ教室の太田さんて言う人が、これを使ってオナニーすると嫌な事全部忘れられるよって言って媚薬をくれたの。」
 「太田さんって、昼の部の?」
 「うん。試しにしてみたら凄く良くて。嫌な事全部忘れられたの。それを太田さんに言ったら、使うだけじゃなくて売る事だって可能だって。1g3万って聞いてびっくりしたけど、でも効き目を身に染みて分かってる私はこれならすぐに大金を稼げるって思って。でもなかなか怪しまれて誰も買ってくれなかった。私は馬鹿なのよね。これを使ってセックスしてお金持ちの男の人にいい思いをさせて売る事しか思い浮かばなかった。私は主人に後ろめたさを感じながらも媚薬を売る為に体を売った。おかげで売れなかった日々が嘘のように売れるようになったの。」
 「じゃあ、俺に買え、と…」
 「ううん?違うの。中野クンには売るのを手伝って欲しいの。太田さんが言うにはこれはビジネスだって。自分で売った30%が手に入って、さらに自分が誘った人の売上の20%が手に入るって事だったの。だから一緒に売ってくれる人が多ければ多い程お金が入るの。もし手伝ってくれたら私は中野クンが媚薬を売る為には何でもする。紹介したお客に媚薬の凄さを伝えたいって言えば誰とでもセックスする。だから…一緒に媚薬を売って欲しいの…。」
目に涙を浮かべて頼み込む真千子に中野は冷静に考えた。
 (なるほど…。ねずみ講か…。フレアはこうして資金を増やしてるのか…。)
と。ただし表情は真千子を哀しげな顔で見つめていた。


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