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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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甘い蜜(しる)-10

 「はい。昨夜中田みな実がうまく気を惹けたとの報告がありました。今夜も会う予定だそうなので篠田から依頼があると思います。その旨は太田さんにも伝えてあります。ヨガ教室が終わるまでに要求があれば引き込めそうです。」
フレアが篠田正樹をフレアに引き込もうとしている事がはっきりした。やはりセレブ主婦達はフレア男性信者を増やす為のツールである事が分かった。中野はさらに耳を立てる。
 「中野宏の方はかく…いや媚薬があまり効かないようです。効かない事はないんでしょうが、他人よりも効きづらいようだと報告がありました。今夜小野真千子が会う予定です。彼は裕福層に顔がだいぶ広いのでパイプになって貰った方が良さそうです。小野真千子には旦那の会社が危機的状況になり潰れそうで、資金集めに媚薬を売るのを手伝ってくれないか的な話に持って行く予定です。性格的に真面目ではないしチャラいので良いパイプ役になってくれると思います…。」
 (だ、誰が真面目でなくてチャラいねん!馬鹿にしやがって…!…ち、チャラいか、確かに…。しかし媚薬とか言ってるけど、覚醒剤って言いそうになったな、さっき。やはり媚薬と称して覚醒剤を密売してるってか。クリーン過ぎるどころか真っ黒だな、フレアは。)
恐らくヨガ教室に入会した男性を甘い汁を餌にフレアに引き込み覚醒剤による資金捻出をさせているのであろう。人を見て常習者にし、または金持ちへ売る為のパイプ役にしたり選別しているのであろう。そう感じた。
 (なる程…、このヨガ教室にはセレブがたくさんいる訳だ。1g3万〜5万する覚醒剤をそんじょそこらのただの主婦に売った所で大きな金にはならないもんな。金持ちをジャブ漬けにしてガンガン金を吸い上げてやがるんだな、きっと。何が必要最低限の資金で運営してるだよ!裏ではたんまりと莫大な金を隠し持ってるくせしてよ!やはりフレアは悪だ。ノウム原理教から何も変わっちゃいない。)
怒りが込み上げて来た。広沢涼子は報告を済ませるとこう言って電話を切った。
 「はい、畏まりました、サーガ様…」
と。
 (サーガ…。こいつがフレアの悪しき根源だったよな。これでハッキリしたぜ。全ての悪行はサーガと言う野郎の仕業だとな…。)
腹痛を起こしたお陰で重要な情報を得る事が出来た。広沢涼子が出て行ったのを確認して中野は女子トイレを出る。そして昨日とは違う目を持って小野真千子との夜を過ごしに向かったのであった。


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