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中学一年生
【少年/少女 恋愛小説】

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女子の腹筋-1

「テニス部やめようかな。」
セラフィーマが帰り道で慈縁に言うともなく呟いた。
「お前、あんな沢山いる部活で選手になれるんだろ。勿体ない。俺なんか、部員がいないから試合に出てるけど、負けばっかだし、実力ある奴が羨ましいよ。俺は辞めないけどな。」
「野球部のマネージャーになる。」
「無駄なことするなよ。だいたい、募集してねえよ。」
「あんたが好きなの。」
セラフィーマは、さらりと言ってのけた。
「俺、割れた腹筋と硬い尻が好きなホモだぞ。」
返しながら、告白とはこんなに人を圧倒するものかと、慈縁は内心たじろいでいた。
黙ってセラフィーマは制服の裾を捲った。白い少女の腹に、形良く腹筋が浮き出していた。慈縁の目は驚いて釘付けになった。
「あたし、あんたより筋肉あるんだよ。」
そう言うとセラフィーマは、慈縁の手を取り、自分の腹に触れさせた。それからぱっと離れて、
「もう一つのほうはまた今度。あした返事ちょうだい。」
そして走って帰っていった。慈縁は
「なんの返事だ。」
と大声で言ったが、セラフィーマにはもう聞こえていなかった。

セラフィーマの腹は、思い出せば、肌に触った感触は冷たかったけれども、じっとりと湿っぽく、確かに熱かった。そして硬かったが柔らかかった。ほかに類のない手触りだった。それは慈縁にとって、甘さに似た感覚だった。先輩のは、思い出せば寧ろ苦味だった。どちらがいいのか分からない。しかし、とにかく慈縁に火を点けた。手の感触が抜けないので、二度も三度も繰り返した。
腹に触られたセラフィーマは、うちへ帰ると堪らなかった。肝を冷やす恥ずかしさも、振り返れば男に触られた感触に似て、セラフィーマをのぼせさせた。セラフィーマは部屋の戸を閉めきると、たちまち下着を脱いで我を忘れた。終わってから嗅いだ指のにおいが玉ねぎみたいだとは、とても思えなかった。女の子のがどんなにおいなのか、自分の感想を言ってやりたくなった。


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