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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ノウム原理教教祖、深野浄京-6

 若菜は頭の中で宙に浮いたまま遊泳するイメージを浮かべた。すると若菜の体が動き出し空中遊泳を始めた。
 「キャハハ!凄ぉぉい!」
もはや完全に楽しんでいる。
 「流石。飲み込みが早い。あなたには才能がある。修行次第では様々な力を得る事が出来るだろう。」
深野浄京は初めて表情を崩して笑みを見せた。
 「かなぁ?キャハッ!神になれるかな??」
 「なれるだろう。が…、あなたは神は神でも刑事の神になるべき存在だ。胡散臭い宗教の神になるべき人間ではない。」
若菜は深野浄京の顔を見つめた。そしてそのままゆっくりと降下し、着地して立ち上がる。
 「ま、今でも既にもう神だけどね?あ、違う。女神ね♪」
若菜は屈託のない笑みを浮かべてウィンクした。
 「上原刑事、もう地下鉄サリン事件のように関係のない人々が傷付いたり悲しんだりするようなテロは決して起きてはならない。市民を守って欲しい。あなたならそれが出来る筈だ。」
若菜はフッと真顔になり答えた。
 「テロもレイプも覚醒剤も許さない。死んでも、ね。」
その姿はまさに雄姿と呼ぶに相応しいものであった。その姿を見て、深野は何か思い出したかのように言った。
 「覚醒剤と言えば、私がまだノウム原理教の教祖をしている時に、信者が覚醒剤を使っていると言う噂を聞いた事がある。」
 「覚醒剤?」
 「ああ。使用しているのは女性信者らだと報告があった。目的は性行為時に体の快楽を倍増させる為とも。」
 「いわゆるキメセクね?」
 「ああ。となると使用は女性信者でも使わせていたのは男性信者なのではと疑いを持ち調べ始めた所で地下鉄サリン事件が起きてしまい、私は追われる身になってしまい調査が止まってしまった。上原刑事、私が言うのも何だが、フレアは危険だ。もしかしたらノウム原理教の時よりも危険な存在になるかも知れない。そう危惧している。」
 「なるほど…。貴重な情報、ありがとう。あなたとは違う形でお会いしたかったわ。」
 「私もだ。」
 「じゃあ。」
 「ああ。」
深野は礼をして面会室を後にした。
 「じゃあ私達も帰りましょう。」 
 「そ、そうだな…」
高城は宙に浮いた若菜をもはや神のようにしか思えてならなかった。人間が宙に浮くというあり得ない光景を立て続けに2度も見たのだ。仕方ない。高城は車に若菜を乗せ刑務所を後にした。


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