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秀吉の世継ぎ
【女性向け 官能小説】

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秀吉の世継ぎ-1

1.
 「お前様、今日も駄目だったのかえ」
「ああ、茶々も近頃は味を覚えてなあ、気が入ってくると腰使いが激しうなって、わしは息がきれてしまう」
「やや子は、出来そうもないのかえ」
「ああ、もう無理かも知れん」
「お前様が亡うなったら、折角治めた天下が、又戦い騒ぎになってしまうぞな」
「分っておるわい。だから、女好きだの何だのと人に謗られながらも子作りに励んできたのに・・・茶々が相手でも出来なんだら、考え直さんとあかんなあ」

「お前様、おマラが太うなってきよりました」
「おねよ、わしには矢張りお前が一番じゃ。港に帰った船のように、元気が出おる」
「悋気で言う訳やないけど、お前様ももう子作りは諦めて、女漁りはいい加減にしたらどうかねえ」
「ああ、考えておこう。それより、こう太うなったマラを、どうにかせんと落ち着かんわい」
「私もいい気分になって来おりました。久しぶりに入れてくだされ」
「何や、お前のおボボも、濡れ濡れじゃな。ほら、入れるぞ」
「アアア〜お前様、入ります、入ります」
「エエ〜ええ〜エエェ〜お前のおボボは天下一じゃ」
「アア、お前様のアレ、あれ、よろしゅうございます」
「お前も、ええぞ、よう嵌っておる、マラが震えおる」
「私のボボも、震えよります」
「好いとるよ、おね」
「私も、お前様を好いとります」
「イクぞ、おね、イクぅ〜、いく〜イクぅ」
「ああぁ〜お前様、私も参ります、まいりますぅぅっ」


2.
 天下人となった太閤豊臣秀吉の最らの悩みは、世継ぎに恵まれないことだった。
 相思相愛で結ばれたおねとの間に出来ないばかりか、次々と手を出す女子にも、子のできる気配が無い。
 焦った末に、手篭め同様に手に入れた信長の姪、若い茶々にも、その気配が無かった。
 
 疲れ知らずの秀吉も、近頃は夜毎に激しさを増す茶々の迎え腰に、辟易している。
 茶々の腰の突き上げが激しくなるに連れ、秀吉のマラは精気を失って、おねの寝所に逃げ帰る始末であった。
 惚れて一緒になったおねが石女(うまずめ)と分り、世継ぎ欲しさに次々と手を付けた女達も、役に立たなかった。これが最後の頼みと強引に手に入れた茶々も、今の所、その気配が無い。

「なあ、おね、子の出来ぬのは、どうもわしの所為の様だ。お前には済まぬことをしたが、お前ももう子供が産めぬ歳になってしもうた」
「このままでは、又世の中が乱れますぞえ」
「そこでだ、ちと考えたのじゃが、茶々に子が出来ればええ訳じゃ」
「それはそうですが、お前様はもう・・・・」
「ああ、もう時間が無い、・・・・茶々の乳母に何とか言う息子がおったな」
「はい、大蔵卿局の子息の大野治長でございましょう。茶々とは幼少より仲良うしております」
「そ奴にわしの代わりをさせたらどうじゃ。きつく口止めをして、それなりの処遇をして取らせるかわりに、茶々とマグワせるのじゃ」
「はい、茶々とは仲良うしとりますから、嫌とは言わぬでしょう」
「わしが早う気が付けば、お前に子を産ませることも出来たのじゃが、もう手遅れじゃ」
「何をおっしゃいます。私は、お前様以外の殿方とマグワう気など毛頭ありません」
「わしが動けば話が大きうなる。お前の才覚で、何とか話を進めてくれんかの」
「お前様がその気なら、これも天下の御ため、図ってみましょう」

 秀吉は初め、側近の三成にこの役を勤めさせようと考えたが、三成は頭は良いが武将型ではない。いざ、世が乱れた時に、世継ぎを助けて世を治めるだけの実力は無い。却って謀叛の恐れさえある。その点、むしろ無名の冶長を胤(たね)親にして、実力のある然るべき大名に後見をさせたほうが良策と考えた。



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