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秀吉の世継ぎ
【女性向け 官能小説】

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秀吉の世継ぎ-7

10.
「あれぇ、冶長ァ」
 茶々の企みによりベッドに誘い込まれた冶長の裾を割って、茶々の手が伸びる。 
「まあ、冶長、もうこのようにおマラがそそり立って、疲れは取れたのですか」
「茶々のおボボを見ては、安らかではおられぬわ」
「そのようなことを、あれ、まあ、おマラの先からお露が漏れております」
「そなたのおボボこそ、蜜が溢れて・・・」
「冶長のお胤で、娘が一人欲しゅうございます」
「うむ、一人といわず、好きなだけ産んでよいぞ、ルソンは暖かく、食べ物が豊富で美味とのことじゃ」
「なれば、子作りに励みましょう」
「たやすいことよ、ほれ、胤がマラを登ってきた、おボボに注ぐぞ」
「あああ〜〜、冶長ぁ〜茶々は、ちゃちゃは、あっあっあぁぁっ」
 
 冶長のマラが茶々のおボボを貫く。
「あれぇ、冶長、いつもに増して力強いこと」
「今宵から、そなたは私の妻じゃ、夫婦の契りの始まりじゃ」
「うれしゅうござります。幾久しゅう、よろしゅうお願い申します」
「私は殿下と違うて、茶々以外の女子には誓って一雫の胤も漏らさぬ、私のマラはそなたのモノじゃ」
「私のボボも冶長様のもの、お胤が尽きますまでどのようにでもお使いくだされ」

 冶長の抜き差しが、佳境に入ってきた。
ふん〜フン〜ふん〜フン〜〜〜〜

 鼻でリズムを取りながら、乗馬の早駆けよろしく、茶々のおボボを責め立てる。
 冶長も、人並み以上の体格の持ち主、並みの女であればヒシャゲて仕舞うが、茶々も負けてはいない。

ふっ〜フッ〜ふっ〜ふっ〜フッ〜ふうっ〜フッ〜〜〜
 大坂城で、並み居る家臣を前にして、大長刀を振りかざして激を飛ばしたと言う女丈夫、冶長の腰に合わせて、腰を突き上げ、突き上げ一歩も引きません。

「おお〜オオ〜おっ〜出る出る〜でるっ、胤が出るぞ」
「茶々のボボが、吸います、吸います」
「お〜〜〜茶々あぁっぁぁぁ」
「冶長様ああ〜〜〜ぁぁっ」


11.
 冶長は、堺の商人に金子を渡し、予め用意させておいたルソンの港町の一隅に落ち着きますと、夫々の武士に家を与えた。
 腰の両刀は降ろし、明日からは商人として身を立てると腹に決めている。

 大坂城落城の折に、篭城を覚悟して蓄えてあった千両箱を密かに船に移し、商人にも移住に必要な準備に、然るべき金額を与えてあった。
 
 茶々の肝入りで、同行した奥に仕えていた女たちは、然るべき相手に娶らせて、家庭を持たせる。
 いづれも、才色兼備、粒選りの女性である。
 美しい妻を娶って、一家を立てる、男たちの士気は嫌が上にも高まった。
 
 堺の商人の手ほどきを受けて、日ならずしてこの武士集団は、武装商船を乗りこなす強力な商人部隊に変身する。皆一騎当千の強者揃い。肝が据わっている。

 当時の南シナ海は、商船を餌食にする海賊船の跋扈する危険な海域でもあった。
 事情を知らぬ哀れな海賊船が、この日本船を襲い、手痛い反撃を受けて退却。それからは、日本船を襲わぬばかりか、襲われた近隣の商船が日本船の陰に隠れて難を逃れたと言う。

 戦国時代は終わりを告げ、内地は平和を楽しむ時勢となり、南蛮渡来の珍品は奪い合いの人気商品。大野冶長を頭に、ルソン日本商人部隊は、この好機を逃すこと無く、刀を算盤に持ち替えて大奮闘。

 折りしも、戦いが済んでベビーブームの到来。
 大野冶長、茶々様夫婦も念願の娘に恵まれ、更に一人が茶々様の胎内ですくすくと出産を待っている。秀頼、千姫夫婦も男子を出産。
 茶々様のたっての願いにより、秀頼は豊臣から茶々の生家、浅井家を襲名、再興する。

 各家々でも、次々と出産を控え、唯一の経験者、茶ちゃ様は己が大きな腹を抱えて、肩で息を付きながら、妊婦の手助けに駆け回る。

 こうして、秀吉いまわの際の念願、豊臣家存続は太平洋のかなたの波間に消えてしまったが、ルソン日本人町の隆盛は、久しく南蛮貿易に携わる商人、船乗りの口を介して、広く伝えられたそうな。
(ごきげんよう)


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