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秘密は21号室で
【同性愛♀ 官能小説】

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奥でうごめく指-11

尻穴から指が抜かれた。
弘美が尻を押さえようとするが間に合わなかった。
ガスが尻穴を震わせた。
ブボッ!
ブボボッ!
ブブーーッ
重低音が響き、重いガスが部屋の空気を震わせ弘美の尻穴から拡散していく。
ブーーーッ!

「ごめんなさーい!」

顔を覆いながら弘美が叫ぶ。
腸内に溜めこまれた便は、1週間という長い時間をかけて醗酵し続けてきた。
醗酵した便は悪玉菌により強烈な臭いの有毒ガスを産み、そのガスが腸内に充満していったのだ。
有毒ガスは温かい腸内で増殖し、腸管をパンパンに膨らませて弘美を苦しめた。
こうなってしまうと、弘美のようなお嬢様でも臭いガスを出すしかないのだ。

「うっ、ううっ…」

弘美は千帆に背を向け泣いていた。
下水とたい肥が混じったような湿った臭気がこの部屋の中に拡散している。
千帆はこの臭いを織り込み済みだった。
便秘をすれば誰でもこの臭いになる。
千帆は手袋を外すと、弘美に寄り添った。

「よかったじゃない。オナラ、たくさん出たね」

弘美は泣きながら謝る。

「ごめんなさい。臭いの出しちゃって」

「わたしだって便秘すれば臭いわよ」

弘美は振り向いて千帆の顔を見た。



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