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芸者小夏
【女性向け 官能小説】

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芸者小夏-8

8.
 本当に、こんなに気持ちが好いのは初めてです。
 同じセックスでも、仕事でやるのは、なるべく早く、疲れないようにサッサと済ませるようにしていますが、愛しい人とのセックスは、少しでも長くと思ってしまう。

 考えてみれば、今までに本当のオルガスムを経験したことは無かった。

 想い焦がれた初恋の人にそっくりな啓介さんに巡り会えて、しかも夫婦のように床を一緒にするなんて、夢のようでした。
 気が遠くなりそうなのを必死にこらえて、何か懸命に声を出したらしいけれど、よく覚えていないわ。

 あの挿入の瞬間は、一生忘れられません。
 亀頭が膣に入ってきて、雁首の段差が大きいのよね。入り口のところでコトって一旦止まって、私思わず締めてしまった。それが、とても啓介さんの気に入ったみたい。あそこが、グンっと太く、固くなって、啓介さんも声を上げたわ。

 素晴らしかったわ。言葉には表せない。ただもう、お汁が出っ放しで、イクなんてもんじゃない・・骨盤も尾底骨もとろとろ蕩けそうになって、夢中で啓介さんにむしゃぶりついていたわ。

 啓介さんのアレが、奥深くまで入って、そしたら付け根のところがお小根に当たって、やわやわと刺激するの。強からず、弱からず、自分でオナニーしてもあんなに上手くは出来ないわ。

 お臍の下がじんじん痺れて、私の方もお露がじゅくじゅく出たわ。

 セックスがこんなに素晴らしいなんて、思っていなかった。好きな啓介さんが相手だから余計そう感じるのかも知れないけど、でも啓介さんに、初めて女の喜びを教えて貰ったわ。
 啓介さんが、とても上手なのが気になるけど。

 私が好くなって、啓介さんも好くなって、1センチでも奥に入れて欲しいと、恥ずかしいのも忘れて股を開いたの。股の柔らかいところがぴったりと合わさって、とても気持ちが好かった。そしたら、啓介さんのアレが、急に震えだして、グンと一回り太くなった。その時よ、子宮の入り口に、プルンって当ったの。 もうだめっ。

 アレがクンクンってしゃっくりをして、啓介さんがイッタと思った瞬間、お腹がクワーって熱くなって、子宮がうねったわ。

 気が付いたら、啓介さんが私の顔を心配そうに見下ろしていました。
「大丈夫?」
「あら、どうしたのかしら?」
「ウーンって唸って静かになっちゃ」
「恥ずかしいわぁ・・・私失神しちゃったみたい」

 


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