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会社の備品
【OL/お姉さん 官能小説】

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新人歓迎会(前編)-3

「ん、ぅん……。」

 眠気で重い頭を振りながら、岡田香澄は目が覚めた。しかし、眩しくて目が開けられない。

 ここはどこだろうと、寝起きで回らない頭で考える。そして、今日は新人歓迎会があって、その席で眠くなってしまったことを思い出した。

 眠気に抵抗できず眠っちゃったのかなと思いつつ、体を動かそうとするが、思うように動かない。

 眩しくてうまく開けられなかった目を、ようやく開けて周りを見回すと、同僚が香澄を囲うように立っていた。

 状況が飲み込めない香澄は、体を動かそうとするが、グイッと腕を引っ張られた。いや、引っ張られたわけではない。手首に目をやると、変な形のものから伸びる手錠に繋がれていた。

「え……なに、これ……。」

「皆様!お待たせいたしました!」

 戸惑う香澄を尻目に、隣にたった水口憲司が声を上げる。

「え、あれ。なにこれ。ちょ、ちょっと待ってください。」

 状況が飲み込めず、頭がうまくまとまらない。

「主役の目が覚めましたので、これより、新人歓迎会の二次会に移りたいと思います!」
「待ってました!」
「前置きはいいから、さっさと始めろー!」

 憲司の開会宣言に辺りは喧騒に包まれる。

「なに、どうなってるの…。」

 香澄は近くにいる憲司に声をかける。

「あ、あの!これ、外してください!」

 周りの喧騒に負けないように大きめの声を出す。幹事は香澄を向くと、いつもの爽やかな笑顔を浮かべる。

「ごめんね、これは外せないんだ。」

 まったく悪びれた感じはない。むしろ、戸惑う香澄をみて愉しんでいるようだ。

「それでは、松戸部長からどうぞ。」

 憲司は香澄の後ろに下がると、代わりに松戸が前に出てきた。

「岡田さん、トイレではどーも。」

 ニヤニヤと笑いながら、香澄に話しかけてくる。

「大変だったでしょう、トイレ。」

 ドキッと、香澄の心拍数が上がる。

「な、何のことですか…。」

「紙、無かったんじゃないの?」

「そ、そんなことありません!ありました!」

 咄嗟に口から嘘が出る。

「だって、流してなかった便器には、岡田さんの黄色い黄色いおしっこしかなかったよ。」

「あっ……そ、それは……。」

 返す言葉がなく、目を伏せる。

「マジかよ、水流してないとか。」

「俺も見て見たかったなぁ。」

 周りから聞こえる声に、羞恥のあまり顔が熱くなるのを感じる。

「いい匂いだったなー、岡田さんのおしっこ。」

「やめてください!」

 たまらず声を上げる。耳を塞ぎたいが、手錠がそれを許してくれない。

「紙がなくて、拭いてないんじゃないの?」

「何で⁉︎そんなこと答える必要ありませんよね!」

「拭いてないよね?」

「ふ、拭きました!変な言いがかり、やめてください!」

 いつまでも繰り返されるのが嫌で、香澄は怒鳴るように答える。

 松戸は香澄のその答えに満足したようにニッコリ笑う。

「じゃあ、これから岡田さんの言ってることが本当かどうか、調べることにしようか。」

「ど、どういう意味ですか?」

 香澄には言ってることに意味が分からず、怪訝な表情を浮かべる。

 松戸は香澄の顔に向けてた視線を、下へおろして行く。

 小ぶりながらも服の上から膨らみが見て取れる胸、キュッとしまったくびれた腰。そんな香澄の体を、松戸は視線で舐め回すように這わし、そして股間のところで視線を止める。

 どこに視線が向いているのか分かると、香澄はあまりの気持ち悪さに鳥肌が立った。幸い足は自由で、松戸は十分に届く距離にいる。思い切り蹴飛ばしてやろうと思った矢先のことだった。

 後ろにいた憲司が香澄の足を、両腕で抱えるようにホールドしてきたのだ。

「なっ、何してるんですか!離してください!」

 唯一自由だった足を拘束された香澄は、憲司に非難の視線を向ける。何とか振りほどこうとするが、ビクともしない。

 そうこうしているうちに、松戸は動けない香澄のベルトを外す。

「や、やだ……じょ、冗談ですよね。」

 何をしようとしているのか、この状況を見れば明らかだ。震える声を抑えることはできなかった。

 松戸はスラックスのボタンを外すと、チャックに手をかける。そして、あえてゆっくりとした手つきで、チャックを下ろしていくと、徐々にスラックスの下に隠されていた、ピンクの布地が露わになっていく。

「や、やめて……。」

  そして、下ろしきったチャックから手を離した松戸はその場にしゃがみ込み、視線を香澄の股間と同じ高さにする。そして、スラックスを掴むと、一気に下へと下ろした。


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