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【純愛 恋愛小説】

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『はぁ〜…』
気の抜けたため息をする。
『どうしよう…』
私が今悩んでいる事。
それは、恋。
それも、三ヶ月前に別れた元カレ。
毎日復活を願っていたのだが、全く進展なし。向こうにその気がないのなら仕方がないが、その手に関して私は全く分からないから困ったものだ。
『美紗〜、早く行こうよ〜』
申し遅れました。私、中井 美紗と申します。15歳の受験まっさかりな中学三年生です。『は-い。今行く-』
今から体育祭の学年練習だから元カレに会える♪元カレこと、村田 翔太はもの凄いモテる。何で私なんかと付き合ってたのだろう??と言う位モテる。顔、頭、運動神経全て完璧。性格は、少しS気味かな??
『美紗ってまだ村田の事好き??』
ブッ!!
あまりの不意打ち攻撃に思わず吹き出す。
『な、何で!?』
声が裏返り恥ずかしくなる。
『いや、何かいつも目で追ってるからそうなのかな〜って思って』
…恐るべし女の観察力。私にはない能力だけど。
『で??どうなの??』
『…好き…』
『へぇ-やっぱそうかぁ』
さっきから私の想いを見抜いている友人の名前は、三谷 美里。顔は可愛いがかなり腹黒。まあ、私はあまり気にしないが。
『仕方がない。手伝ってやるよ』
『…有難う』
気持ちは嬉しいが美里の考えている内容がきっと恐ろしいはず。
『脅すのが手っ取り早いな。まず、奴の弱味を握る事が大切だ。情報屋に聞いてみっか』…ほらネ。
『そうゆうのはちょっと…ちゃんと付き合いたいんで…』
『そうか??なら仕方ない。地道にやっか』
喋り方がもう男化してますケド気にせずに。二人で喋る時はいつもこうですので。
『おっ!!村田居たぞ!!』
『えっ!?ドコ?!』
美里が示す先には私の大好きな人が居た。見ているだけで胸が暖まる。こんなに人を好きになったのは初めてだ。
『顔赤いぞ〜??』
ニヤニヤしながら私の顔を覗く美里。
『う、うるさい!!』
『動揺してんのバレバレ〜♪初々しいねぇ♪』
ちなみに美里は彼氏がいる。まあ、可愛いからそうゆう経験は結構あるらしいケドね。
-放課後-
『中井〜』
放課後、私は一人教室に残っていた。
『何??』
話しかけてきたのは同じクラスの市原 龍。こいつもかなりモテる。村田の次に完璧な男。名前が良く似合い八重歯が可愛い奴。
『あのさ…中井のアド教えてくんない??』
『別にいいケド、何でまた急に??』
『ちょっと相談したい事があって…』
『あぁ。…はいよ』
『ありがと!!じゃあ今日メールするな!!』
『ハイハァイ。じゃあね〜』
そんなに仲が良い訳でもないのに何故だろう??訳分からん…。
『遅くなって御免!!委員会長引いちまって』『大丈夫。さ、帰ろ』
帰り道、美里と話ているとある話題が出てきた。
『市原って彼女とかの噂聞かねぇよな』
『そうだね〜。モテるケド好きな人居ないんじゃないの??私今日聞いてみようか??』
『…何で今日聞くんだよ。今日はもう学校終わっただろ??メールする訳でもないんだから聞ける訳ねぇだろうが』
『今日市原からメールくるの』
そう言うと美里は目をガッと開けてこっちを見た。これは驚いている顔かな??


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