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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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檻からの解放-5

裏社会の者たちの動きは素早く、痕跡を全く残さなかった。

五十嵐和成の会社と取引をしている会社を全て買収し、彼の会社を機能させなくする。すると多額の負債がのしかかり、借金だけが和成の会社にのしかかる。暴力団はそこを狙って、彼に割安で金を貸すと、甘い声で囁いた。しかし和成は自己破産することを選び、自分の父の元へ越すことを決断した。何一つ思うようにいかない五十嵐和成に、暴力団の組長は苛立ち、一馬の了解のもと彼を今すぐ消す方が都合がいい。と決断した。
彼らは学校帰りの絵茉を人知れず誘拐し、その手のプロに彼女に暗示をかけさせた。

“引っ越す日に、クマのぬいぐるみを見たら、君は遊園地に行かなくてはならない。何が何でも、遊園地に両親を連れて行きなさい。その後、古びたサービスエリアが見えたら、車から降りなさい。”

そのようなことを絵茉に吹き込む。暗示に易々とかかってしまった絵茉は、今日ここで我々に会ったことは忘れなさい。と記憶を消されてしまう。


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