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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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檻からの解放-4

 数年かけて一馬は絵茉を自分の傍に置く計画を立てる。絵茉の父親が小さな会社を経営している所に目をつけ、自分の会社の傘下にさせようとした。そうすれば、まず第一歩で絵茉に近づける。その後は絵茉を秀慈と同じ中高一貫の学校に入れる様に説得し、高校を卒業したら自分の秘書として雇う。そうすれば、いつも絵茉と一緒にいる事が出来る。
絵茉を手に入れるまで10年はかかってしまうが、彼女を手に入れるためには致し方ない。10年後には絵茉はもっと美しく、より妖艶に成長しているだろう・・・。

 一馬の計画は上手くいかなかった。絵茉の父親は雨宮グループに会社を吸収されることを拒んだ。他の会社よりも待遇を良くしたにも関わらず、絵茉の父、五十嵐和成は首を縦に振ることはなかった。

彼が拒めば、この計画は無になる。

焦った一馬は次の一手を考える。しかし彼の頭に思いつくことは、人の道を外れる事ばかりであった。絵茉の両親さえいなくなれば、絵茉を手に入れることが出来る。いや、そんな殺人を犯すことなんて出来ない。

 そんなある日、一馬は父の代より裏で取引のあった暴力団の組長と酒を交わす機会があった。組長は一馬が思い悩んでいることを知ってか知らずか、金次第でどんな危険なことも協力してあげますよ、と一言一馬に囁いた。
一馬のなかで悪魔の心が大声で叫び出す。
自分の手を下さずとも、彼らに頼めばいいではないか・・・。金ならいくらでもある。

この日、一馬は悪の手に落ちた。


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