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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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消された記憶-10

「だから、絵茉ちゃんだけ助かったのか・・・。今は時間がない。俺が思うに、絵茉ちゃんは連れ去られた時に催眠術か何かを掛けられたんだと思う。クマのぬいぐるみを見たら、遊園地に行きたくなるように、と。

この町から一番近い遊園地は、この峠を越えるしかない。そこに雨宮は目をつけた。偶然か必然的にか絵茉ちゃんたちをこのサービスエリアで張っていた雨宮とたぶん側近か誰かは絵茉ちゃんだけをさらって、心中に見せかけて先輩一家を亡き者にしたんだ。」

自分の家族の死が一馬に仕組まれたものだと知った絵茉は愕然とした。自分の家族を殺した犯人に、いいようにされていたとは思いもしなかった。

「絵茉、僕は父さんを許せない。たとえ雨宮グループが倒産したとしても、僕は父さんを庇う気はない。僕の家族も不幸にしたんだ。罪を償ってもらう。」

「俺も許せないさ。殺人犯を放っておく気はない。」

「絵茉はどうする?」

秀慈は震える絵茉の手を力強く握りしめて、彼女の瞳を見つめた。



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