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軽井沢の女
【SM 官能小説】

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軽井沢の女-4

「入口の淵の所がいいの。そこが熱くてとてもいいの。」
上言のように哀願する鈴の言葉通りに、火山の外輪沿うように蝋を落として固めていく。
うううっ、と小さなうめき声をあげながら、尻を突き上げたままやや顔をのけぞらした。
折り曲げたまま限界まで開脚されている両脚に縄がギリギリくい込み、首筋に血管が浮き上がる。
「お腹の中はきれいにしてあるの?」
「…はい…全部出してからっぽにしてあります。」
村田の問いに、鈴は快感に耐えながら呟くように答えた。
村田は薄いゴム手袋を右手にはめ、火山を覆いつくしている蝋を丁寧に剥ぎ取り、用意してあった浣腸器でめるま湯を注入した。
200CCほど注入したところで排泄を促し、直腸に落とし込まれた赤い蝋の塊が、ぬるま湯とー諸にコロコロと洗面器に流れ出た。
「まだ残っているかな?」
村田はもう一度600CCほど注ぎ込み、残った蝋をきれいに外へ排泄させる。
ローションを火山の噴火口にたっぷりと塗り、ゴム手袋をはめた右手のニ本の指をそっと差し込むと、ヌルヌルと動きくわえ込んだ。
「ああっ…」
鈴は声をあげて再び体をのけぞらせ、体勢を崩しそうになり、村田は慌てて左手で鈴の体を支えた。
「前の穴にも入れようか?」
村田が問い掛けると、汗にまみれた髪を振り乱して顔を横に振った。
「お尻の穴だけでいかせて下さい、お尻だけでいきたいの。」
そうかと村田は頷き、ゆっくりと右手を動かした。それに合わせて鈴もゆっくりと腰を動かし、天使のような可愛い鳴き声を奏で続ける。さらに指を三本に増やしてゆっくりと入口の括約筋を刺激する。
「どうだい、イキそうかい?」
「イキそう…4本入りませんか?」
そう催促されて、人差し指、中指、薬指に加えて小指も強引に入れてみた。
「ああっ、いいっ!イクッ、イキます!」
村田が手を動かす度に鈴の肛門はニュルッ、ニュルッと音をたて、生き物のように村田の右手の4本の指を飲み込んだり吐き出したりを繰り返す。やがて自らも尻を前後に動かしだすと、白い妖精のように妖しく揺れた。
ローションに交じって白濁したゼリー状の液体が流れ出し、尻から内ももにかけてはヌラヌラと淫靡に輝く。
頭を前後に激しく振り乱し、その度にさらさらの綺麗な髪が円を描きながら舞い、爽やかな香りを蒔いた。
悩ましい喘ぎ声は、いくっ、という絶叫と共に途切れた。
呼吸が落ち着いたところで、ゆっくりと体を起こして楽な姿勢にしてやり、乱れた髪を手ぐし直してやる。縄をほどいてやろうとすると、
「いやっ!ほどかないで。」と可愛く首を振った。
「随分長い時間縛られているから血行が悪くなる。少し休もう。」
村田がそう言って縄をほどこうとしたが、それでも鈴はそれを拒んだ。仕方なく村田は鈴の体をテーブルの上に横たえたままポケットをまさぐりタバコに火をつけてソファーに腰かけながら鈴の体に見取れた。
長い髪を扇状に広げ、美しい曲線を描く白いその体は、まるで傷ついた白鳥が羽を休めるかのように美しい。
肛門で絶頂に違してから15分もたたないというのに、鈴の潤んだ目は村田をじっと見つめ、その眼差しは無言で次の責めを催促している。
口を半分開き、唇を舐めるようにチロチロと赤い舌を出し入れしながらゆっくりゆっくりと体を揺すっていた。玄関先で村田を出向かえた時の少女のような笑顔ではなく、性的快楽を貪欲に求める一人の女になりきっている。
村田がタバコを吸い終わるのを待ちきれぬか、体をゆする度ごとにくい込む縄の感触に再び悶えはじめ、あっ、あっと小さな喘ぎ声まで漏れ出した。
早くタバコを消してもっとイカせて…。その悲痛な想いが言葉を発せずとも濡れた眼差しからひしひしと伝わってくる。
鈴が悶え揺れ動く度に体にこびりついた赤い蝋がパラパラと落ち、粉状になってテーブル面に撒かれた。


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