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年上の男
【女性向け 官能小説】

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20.-1

「…お待たせしました。」
「急に呼び出して、迷惑だった?」
「…はい。…あの、この前は、すみませんでした…。」
「ああ、仕方ないよ、彼氏と約束してたんだろ?全然気にしてない。」
脚の上に置かれた次長の手を、両手で包む。
「ありがとうございます…。」
「行こうか。」
「…はい。」

二人とも裸になってラブホのベッドに潜り込む。腰を抱き寄せられ、次長の脚を私の両脚で挟む。
「キスして、俺に。」
私は、両手で次長の顔をそっと挟みキスをする。次長は指先で私の乳首を弄びながらじっと動かない。何度も私の唇を次長の唇に触れさせる。ついばむような優しく軽いキスを繰り返す。次長の指が充血してきた乳首をつまむ。唇、頬、まぶた、鼻の頭、顎、首すじ、少しずつ場所をずらしながら、キスを繰り返す。
しこった乳首の先に爪を当てられる。キスをする私の口から、熱い吐息が漏れ始める。
「はぁっ…。」
私の動きが止まると、促すように乳首をつねられ、私はまたキスを続ける。柔らかな唇を何度も次長の顔に触れさせる。
「あぁ…。」
漏れそうになる声を我慢しながら、優しいキスを繰り返す。せつなく、もどかしい気持ちを伝えるように。指先だけしか動かない次長の脚に、自分から脚を絡ませ身体を押しつける。
「んんっ…。」
どんどん吐息が熱くなる。乳首だけに与えられる刺激に、私の腰が小さく動いてしまう。自分で次長の指に乳首を擦りつけ、次長の脚に股間を擦りつけるみたいに。私のはしたなさが、ますます私の身体を熱くする。返してもらえないキスを繰り返す。泣きたくなるほど、切なさが募っていく。ずっと、長い時間、気が遠くなるほど。
「あぁ…いやです…。」
「何が。」
かすかに笑いを含んだような次長の声。
「…いや…。」
キスを繰り返しながら、私は懇願する。
「…いや、次長…いや…。」
「何が。」
次長の冷たい声。
「…いれて…いれてください…。」
私の、熱い声。
「何を。」
「…次長の…。」
「どこに。」
「私の…中に…。」
「欲しいの?」
「…はい…欲しい…。」
「はしたないね、子供じゃないんだから。」
「…私をそうさせてるのは…次長です…。」
次長がヘッドボードに手を伸ばしコンドームを手に取ると、私は頭をずらし次長の乳首に口をつける。両脚を大きく左右に割られ、ペニスの先を膣口に当てられる。
「触ってもないのに、ぬるぬるになってる。」
(…言われなくても、分かってた…)
「ほら。」
次長がペニスの先で私の身体をなぞり上げる。
「乳首つねっただけなのに。」
(…いや…)
「入れて欲しい?」
「いれて…ください…欲しいです…次長の…あああっ…。」
一気に根元までペニスを埋め込まれる。苦しげにのけぞらせた顔を、上から次長に見おろされている。私の顔を見おろしたまま、次長がゆっくりと腰を前後に揺すり始める。ペニスが私の身体の中を押し拡げ、また戻っていく。次長のペニスが柔らかな襞をこすり上げる。
「…ああぁ…次長…。」
「好き?俺のペニス。」
「……すき…。」
「エロいね。」
「いや…。」
「口開けて、あーんって、言ってごらん。」
「………あーん…。」
丸く開いた私の口に、次長の口から、泡の浮いた唾液が糸を引いて垂れ落ちてくる。
「ああぁ…。」
上から私の目を見おろす次長の目を見つめながら、口の中に流れ込んできた次長の唾液を、飲み込む。
「うれしい?」
私は小さく頷く。
「もっと、欲しい?」
また、私は小さく頷く。
「あーん、は?」
「……あー…ん…。」
次長の口から垂れ落ちる唾液を、舌の上に受け止める。私の喉が鳴ると、次長が小さく頷き、私の口に舌を入れてくる。やっと、深いキスをしてもらう。私は両手で次長の頭を抱きしめながら次長の舌に私の舌を絡めて応える。次長の舌を吸いながら、流し込まれる唾液を音を立てて飲み込む。そのまま両脚を肩に担がれ、身体を二つ折りにされる。硬いペニスの先が一番深いところに当たる。
「んんんんっ…。」
次長の指でクリトリスを押しつぶされる。
「ううぅっ…。」
苦しさと、切なさと、気持ちよさがない混ぜになり、押し寄せる。私にできることは、喘ぎながら首を左右に振ることだけ。つらさと気持ちよさの境界がぼやけてくる。
「あぁぁ…いきそう…。」
「いいよ、いって。」
乳首をつねられながら、自分で腰を動かす。
「…いや…いきそう…次長…ぁ…」
両手で次長の身体を下から抱きしめ、両脚を突っ張らせながら、身体を震わせる。ぐったりと力の入らない身体を、なすすべもなく一方的に揺すられる。
「どこに出して欲しい?中か、顔か、口か。」
「…あぁぁ…どこでも……。」
次長は私の中からペニスを抜き、コンドームを外す。私を上から見おろしながら、次長がペニスを指でしごき始める。私は手を伸ばし、指先で次長の乳首を優しく撫でる。次長の指の動きが速くなっていく。ペニスの先端から、白濁した精液が私の胸の上に勢いよく迸る。何度も、断続的に。体液のかかった肌が熱い。温かな精液が、ゆっくりと私の肌の上を流れていく。
「あーん、は?」
言われて素直に口を開く。子供みたいに。
「…あー…ん…。」
尿道に残った精液を絞り出すように、次長の指がペニスをしごく。私の口に、ペニスからとろりとしずくが垂らされる。次長はベッドから立ち上がり、冷蔵庫から取り出した水のボトルを開けている。


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