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運命という名の恋
【女性向け 官能小説】

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「言ってくれればいいのに」
「ごめんなさ・・」

痛さからかぎゅっと俺の首に巻きついた腕がさらに力を込めた。

「何もごめんなさいじゃないよ。言ってくれればもっと優しくしたのに」
「りょぉすけ」
「痛いよな。もうちょっと我慢して」

ゆっくりと。これ以上ないほどゆっくりと動いて
それでも痛そうにする由紀には悪いけど
由紀の初めての相手だという事に嬉しくて。
気を紛らわすためにキスを繰り返して

「好きだよ」

を繰り返した。
徐々に抜けて行く由紀の力に、段々と律動を早くした。

「由紀、好きだよ」

その言葉に「ん」と反応して、俺をもう一度抱きしめる腕に力を込めた時に
その行為が可愛くて、俺は由紀を抱きしめながらイった。

「柳下さぁぁん・・・」

痛さからか、ギュッと抱きついてきた由紀を
笑いながら抱きしめて。

「愛してるよ」

と言ってそのまま眠りについた。

翌朝―――
由紀は腕の中はおろか、部屋のどこにも姿が見えなかった。





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