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運命という名の恋
【女性向け 官能小説】

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-4

関内駅を通り、桜木町を通り、会社から2つほど離れた駅の近くの
マンションに滑りこんだ。

お互いに口数も少なく、それでもしっかりと手をつないで
部屋までのエレベーターももどかしかった。

部屋に入って明かりを付けたら
上杉さんが何かにハッと思いなおしてしまうかもしれない。
なんとなくそう思って
部屋の明かりもつけないままに寝室に連れて行く。

パタンと小さい音を出して閉まった部屋のドアの音に
押されるようにキスをした。

優しく。優しく。
壊れないようにキスをする。

必死に俺にしがみついて来る上杉さんが可愛くて。
安心してほしくて背中をなで続けた。

「由紀」

思わずつぶやいた上杉さんの名前に
上杉さん自身が反応して舌をからませる。

その行為に勇気づけられて、ゆっくりとベッドに横たえた。

薄暗い部屋の明かりの中でも
ほんのり上気している顔が見て取れた。

その顔が可愛くて。
何度も何度もキスを繰り返す。

服の中に入れた手は、あっという間にブラにたどり着いて。
それをたくしあげた。

「んっ・・・」

小さく上げた声がやけに色っぽくて
その声をもう一度聞きたくて乳首をつまむ。

「んぁ・・」

「由紀」

名前を呼んで、身体中を愛撫して、唇で気持ちを伝える。

ゆっくりと脱がせた上半身に、あますことなくキスをする。



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