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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・尿道 〜-2

「教壇に昇りなさい」

「は……はい」

「はい? それだけ?」

「あっ! い、インチツの奥で理解しますっ。 ごめんなさい、ごめんなさいっ」

「……さっさと昇る」

「はい。 インチツの奥で理解します」

 ヨタヨタと登った30番。 言葉でいっても通じるほど脳の要領・容量は足らない生徒だ。 こちらで手足を動かし、姿勢をつくる。 体育座りの状態からスタートし、両手を教壇の後ろにつかせる。 両足は足の裏をピッタリ教壇につけたうえで、M字に開いて股間を浮かせる。 お尻も教壇から浮かせ、顔は胸と股ごしに生徒たちを見下ろすようもたげさせる。

「これからお前たちの尿道をトレーニングします。 使うのはコレ」

 教壇のコンソールを操作する。 生徒および教壇の横が開き、黒い箱――1見すると工具箱のような装い――がでてくる。 肉体的に負担がある姿勢を維持するため手足を強張らせる30番を横目に見ながら、私は箱の中身を皆に示した。 電動歯ブラシの把手部分のような『グリップ(握り)』と、『グリップ』に接続される細長いエボナイト製の棒。 先がやや細くなっているが、全体通して太さは根本から先端まで一様で、濡れてもいないのに黒光りしている。 棒の太さは5ミリから14ミリまで、1ミリ単位で10種類ある。 また、それぞれも棒は内部に細い管が通っていて、根本には管の両端を開閉するクリップがついている。 他には糸状の『こより』が数本と、500mL用シリンダー付注射器、そして6ミリから15ミリまで、10種類の太さのゴムチューブが収められていた。

 その中から『グリップ』と、一番細い5ミリと、一番太い14ミリのエボナイト棒をだす。

「右手に持っているのが『グリップ』、『握り』だとか『バンド』ともいいます。 左手に持っているのは『ロッド』。 ロッドとグリップを繋げると、こうなって、お前たちの尿道奥まで届くようになります。 これから内部にロッドを差し、尿道の壁をほぐし、尿道口をやわらげ、より大量に液体および固体が出入りできるように拡張します」

 私が説明している内容は、彼女たちの日常にはなかったことだ。 尿道を拡げるという発想に、驚愕する生徒もいると思うが、それを顔にだす生徒はおらず、みな真剣に私を見ている。 もっとも、いまさら尿道をどうこうされるくらいで取り乱されては、こちらとしても困るわけで。

「この1年で、最終的には一番太いロッドまで尿道に収められるよう、随時拡げていきます。 おそらくお前たちの現状は、2、3ミリがやっとでしょう。 それではただ尿を垂れ流す以外、何の用途にも耐えません」

 もともと尿道に期待される役目など、尿以外にないのだけれど。

「合宿では尿道のトレーニングまでしていないでしょうから、今日が初めてですね。 いきなり最も太いものは難しいので、そうですねえ、細い順に試していって、上から4番目に太いものまで、お前たちには咥えてもらうつもりですが、どうですか? できそうですか?」

 シーン。 ザワつきもしない。 太さが4番目といえば、私が手にしている太いエボナイト棒より4ミリ短いだけで、かなりの太さであることには変わらない。 こんなものが、たったの1日で尿道に収まるわけがないのに、まるで教室に動揺が見られない。 悪ノリに失敗した。 私としては、えっと息を呑む生徒たちを前に、もっと細い棒を提示して場の空気を緩和するつもりだった。 それなのに最初から動揺を見せてくれないのでは、お茶の濁しようもない。 かといって、入学2日目の生徒の尿道口に10ミリを呑み込むなんて絶対に無理なことは、つい2年前まで学園の生徒だった私がよく知っている。

「……まあ、今日は初日ですし、適切な太さは私が判断しましょう。 一番細いものを根本までさし、膀胱まで届けば、それをもって最初の拡張とします」

 照れくさがっても仕方ない。 内心の気まずさはさて置き、

「30番。 もう少し腰をうかせるように」

「はい。 インチツの奥で理解します。 んっ……!」

 教壇の前に回れば、発育した大陰唇で膨らんだ割れ目が、やや開いたスジになって濡れている。尿もそうだし、微かに白く濁った愛液も湛えていてが、肉の薫りというよりはやはり、アンモニア臭が優っていた。

「濡らす必要はありませんが、回りの液体をロッドにつけることは構いません。 まっすぐ突きさすと尿管が痛んでしまいますから、ゆっくり、斜め20°で下に向けて先端を侵入させます。 ロッドはある程度柔軟に曲がりますから、壁にぶつかっても侵入を止めてはいけません。 ただし膀胱に達する前の入口はすぼまっていますから、すぼまりにぶつかった場合は、侵入はそこまでとします。 普通の長さであれば、このくらいは入りますよ」

 キュウキュウと締めつける粘膜の摩擦。 もともと尿道は排泄専門で、逆流を考慮された構造にない。 表面はすべて体外にむけて波うっているので、肛門に器具を挿入する時とは全く違う、激しくも弱々しい抵抗だ。

「つっ、くっ、あああ……」

「言い忘れましたが、拡張して『貰っている』身分を弁えるよう。 性感に身をゆだねることも、苦痛を表明することも認めません。 つまり、黙って感謝の意を体現することです」

「……はいぃ……ありがとうござい……ます……!」

「静かに。 動くと自分の臓器が傷つきますよ」



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