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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・尿道 〜-1

〜 火曜日 ・ 尿道 〜





 キーン、コーン、カーン、コーン。

 通常であれば1限の開始を告げるチャイムが鳴り終わるのを待ったところで、35名全員を立たせる。 35番を除いた隣り合う2人を1組とし、番号が若い方に跪かせる。 両足を揃えて膝をつき、顎を限界までもちあげて首から上を反った恰好。 喉がピンとはり、緊張ゆえかコクンと波うつ。背筋については、原則まっすぐ伸ばすのだが、場合によっては前に反らせ顔を下げることも認めている。 約半数ほどはそうしていた。
 番号が大きい方は、第1姿勢――後頭部に手をまわし、肩幅に足を開いた姿勢――をとった上で爪先立ちをする。 そうすれば立った側の股間が、丁度跪いた側の額に位置する。

 既に指示はだしてある。 相互の放尿と、飲尿だ。 折をみて繰り返される飲尿も、状況次第で持つ意味はことなる。 つまり、単に罰に怯え無我夢中で飲み干す場合と、その行為がもたらす尊厳への影響に思いを馳せながら、落ちついて飲み干す場合はおのずから異なる。 

 飲尿側は目を閉じることなく口を開き、手は後頭部に組み、自分を便器とみなして只管(ひたすら)排液を嚥下する。 放尿側もまた、相手を便器とみなし、一切の仮借を認めない。 口の真上に股ぐらをあて、勢いよく全力でいきむ。 結果として放たれた尿が便器の喉を直にうとうが、襞で乱れた尿のしぶきが便座を汚そうが、構ってはいけない。 咽ずに飲み干すことも、飛沫の末端まで受け止めるべく口を限界まで開くことも、どちらも便器の務めに属する。 一滴でも零そうものなら懲罰指導の対象になる場合があることは、既に全員に伝えてある。

「はじめ」

「「ハイ! インチツの奥で理解します!」」

 プシャッ、プシッ、ショロロ、ジャッ、ジャジャッ。

 朝の排尿から間もないためか、総じて勢いには乏しいが、合図にあわせて排尿が始まった。 呼吸をちいさく区切ってリズミカルにゴクゴクする2番。 口いっぱいに溜めてから一気に呑もうとしたのか、空いた口から溜まった液面を覗かせる4番。 謂いつけ通りに目を開き、まつ毛を滴で濡らしながら拝跪して尿をうける様子は肌色の便器そのものだ。 尿素に変化しきれなかったアンモニア臭で、教室も生暖かいトイレのよう。

 零すな、といって零さないなら苦労はない。 排尿側が配慮して尿を途切れさせていれば、その隙間にゴクンと干して、次の尿を受けとめることも可能なのだが、排尿側が律儀に全力で一気に尿を放った場合、余程上手に口を使わなければ、どうしたって零れてしまう。 
 30番がまさにそんな状況だった。 パートナーの29番が容赦なく放ち、また襞が発達して小尿がまっすぐとばなかったので、鼻や顔にしぶきを浴びつつ、それなりの量が零れてしまう。 勿論飲み乾した量もそれなりにあったのだろうが、呑む速度が出る速度に追いつかなかった。 対応しきれなくても無理はない。 なにしろ30番にとって、補習、そして保健室の加療を受けた直後の教室だ。 学園の薬と治療は、方法はともかく結果は凄まじいものがあり、栄養と健康は間違いなく担保できる。 それでも睡眠不足と激しい精神の消耗は変わらないのだから、他の生徒に比べて反応は2、3歩遅れるのが自然だ。

 だからといって、一々事情を勘案しては、図に乗るばかりなのが生徒といえる。 零した生徒は数人いるが、30番が一番多い。 一滴も零さず満足に飲み乾せた生徒を除いて、1人ずつ頬にビンタをして回ったが、30番だけは往復でひっぱたいた。 パァン、と小気味いい音に続く『ご指導ありがとうございます』の声が小さかったので、都合2往復ビンタを与えた。

 飲尿側と排尿側を交替させ、再度人間小便器を再現したあと、30番を前に呼んだ。 顔を拭くものもなく、また腕などで拭うことも指示していないため、丸みを帯びた顔がおでこから口許まで尿で濡れている。 口から吐く息も含め、尿の薫りを纏ったといえよう。 垂れた眉毛もかさなって、幸薄そうな顔立ちが際立つ。



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