第17話-1
クチュクチュクチュクチュ……
卑猥な音が部屋に響く。
「奥さんはオマンコまで綺麗なんですね、中までこんなにピンクで。」
挿入した指をリズミカルに抜き差ししながら、菜穂の女性器を褒める天野。
「ただちょっと濡れすぎですけどね。」
「ン……ハァ……あっあっ……ハァ……」
全裸にされた羞恥と、天野の指のテクニックに菜穂は翻弄されていた。
天野は余裕の表情で、たった1本の指を挿入し動かしているだけなのに。
こっそりやっていたオナニーのみで快感を得て性欲を発散していた菜穂だが、天野は指1本で、その何倍もの快感を与えてきた。
「ハァ……ン……ンァ……ハァ……」
「いい声になってきましたねぇ奥さん。」
強引に開かれたていた股は、いつしか天野の拘束が解かれても、そのままだらしなく開いたままになってしまっていた。
「奥さん、もう膣(なか)が熱くてトロトロですよ。そろそろ指を2本に増やしましょうか?」
「ハァ……ン……」
「どうします?2本でやって欲しいですか?その方がオマンコが広がって気持ち良いと思いますよ。」
「……」
天野の顔をチラッと見ただけで、顔を赤くしたまま何も答えない菜穂。
しかし先程までのように嫌≠ニいう言葉も菜穂の口からは出なかった。
「ハハッ、まだ素直になれないみたいですね。分かりました、では2本入れちゃいましょうか。」
天野はそう言って一度ヴァギナから指を抜くと、今度は薬指と中指の2本を束ねて菜穂の膣口に当てた。
そしてまた、ゆっくりと挿入していく。
「ン……んああ……」
天野が言った通り、2本の指に膣を広げられる気持ち良さに、菜穂の口から甘い声が漏れる。
グチュグチュグチュ……
天野が指を動かすと、再び卑猥な音が響き始めた。
膣を大きく広げられた分、指の隙間から空気が入ってその音も大きくなる。
「奥さん、気持ち良いですか?」
「ンハァ……ハァ……あっあっあっ……ハァン……」
「ハハッ、答えてくれなくても、その声で十分伝わってきますよ。それに下のお口も、ほらこの音、こんなに涎を垂らして悦んでますよ。」
グチャグチャグチャッ……
自分でも信じられないほど濡れてしまっている。
感じたくないと思っても、アソコがヒクヒクと天野の指に反応して、溢れる愛液が止まらない。
2本の指に掻き出される愛液が、お尻を伝って次々と垂れていくのが、自分でも分かる。
――ハァハァ……どうして……どうしてこんなに感じちゃうの……――
膣内の感じやすいポイントを、本当に絶妙な力加減とリズムで刺激してくる天野のテクニックに、菜穂は驚くばかりだった。
――ああ……この人…どうして分かるの?私の身体の事……――
正直、こんな風に責められて、気持ち良くないはずがない。
「奥さん、イヤらしいですね、さっきから腰がクネクネ動いちゃってますよ?」
「ハァ……ぁぁ……ダメ……ンァ……ンハァ……」
天野に指摘されて、これ以上ない程に恥ずかしい思いをしているのに、それでも腰は止められない。
「もっと激しくしてほしいんですね?じゃあこうやって自分で膝を抱えていてください。」
天野に手を掴まれ、自分で膝を抱えるように誘導される。
それに抵抗することなく両手を裏に通しようにして自分の両膝の抱えてしまう菜穂。
「それでもっと大きく股を開いて、こうやって……そうです。腰ももっと前に出るように。」
自分からやっている訳ではない。でもあまりにもされるがままだから、殆ど自分から求めているのと同じだ。
「この方が、もっと指が奥まで入って気持ち良いんですよ、ほら、どうです?ここ、気持ち良いでしょう?」
「んああ……」
――ああ……本当に……――
自分でも知らなかった新たな快感スポットを探り当てられ、その気持ち良さに腰をビクンビクンと震わせて反応する菜穂。
「では激しくしていきますね。」
快感スポットをしっかり捉えながら、指を動かすリズムを速くしていく天野。
「あっあっあっハァン、あっあっあンァアア!」
力加減も、今までより強く膣壁を擦り上げていく。
強くされても、痛みは全くなく、寧ろ快感だけがどんどん大きく広がっていく。
――ハァン……ダメェ……このままだと……ああ……――
「奥さん、イキそうですか?いいですよ、このままイカせてあげますから。ほら、ここも一緒に触ってあげます。」
2本の指を激しく抽送しながら、もう片方の手で菜穂のクリトリスを刺激し始める天野。
「ハァアアッ……ダメェエ……ああっ……あっあっあっ……ハァア」
クリトリスと膣内からの二重の快感に、菜穂は絶頂の波が近づいてくるのを感じていた。
しかも、自分だけでする時に感じる波とは比べ物にならないほど大きな快感の波だ。
「さぁ奥さん、イクところを私に見せてください。」
「ああっああっああんっ!」
「おお、締まってきた締まってきた、ほらもうイキそうだ、さぁイッてください。」
そして天野がラストスパートをかけるように責めると、ついに菜穂は絶頂に達してしまう。
――ああこんなの……ずるい……もうダメ……イッちゃう……!――
「あっああっやっあああっ……いっ……く…ああああっ!!!」