投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編
【ファンタジー その他小説】

守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編の最初へ 守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編 13 守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編 15 守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編の最後へ

友の危機、愛する者の危機!! 覚醒した英雄 地上600mの戦闘!!-2

「きゃああ〜〜ッ」
再び地上666メートル地点。プルートンは詩織を縛り上げた縄尻を空中で放しては、数十メートル落下したところで攫むというまるで猫が鼠を弄ぶような方法で、死ぬほどの恐怖を与え続けている。
「フッフッフッ どうだ、怖いかね? 怖ければ怖いと言いたまえ そして私に命乞いしろ」
一人の女を徹底的にいたぶる邪悪なる魔人。その姿を鮮やかな光が照らしだした。
「可憐な乙女をいたぶる外道め、白人紳士の所業とは思えんな!!」
「貴様は…?」
「東の都に危機迫らん時には…必ずそれを救う勇者現る!! その勇者、那の国をそして帝都を守る日神アマテラスだ ここに参上!!」
「やっぱり…速水君が…選ばれた戦士なのね」
項垂れながらも、感涙を零す詩織。

だが、その感動の再会も長くは続かない。
「ふん、三種の神器の秘めたる力 我らは見誤ったようだ だが、貴様をここで血祭りにあげ、日本人掃討の礎とする いくぞ!!」
プルートンは詩織の身体を宙に放り出す。彼女を縛った縄が身体に絡みつき、詩織は逆さになったままの状態で帝都スカイツリーの鉄骨に吊るされてしまった。
「詩織ちゃん」
愛する女に気を奪われたアマテラスの顔面めがけてユダの強烈な拳が飛ぶ。すんでのところでかわしたアマテラスだが体勢が崩れた。強烈な蹴りが日の神の化身の顎を打つ。
「くッ、変身してても痛いもんは痛いぜ!」
切れた唇を舐めながら、それでも不敵に笑うアマテラス。しかし、ヒーロー成りたての彼は秘めたる力も十分に理解はしていない。
「ところで、俺ってなんか武器はないのかよ、これじゃ闘い様がないぜ!!」

逆さ吊りの詩織が叫ぶ。
「アマテラス! 草薙剣を使うのよッ、草薙剣はどうしたの?」
「あ、地上に置いてきた あんな錆びた剣、使い物になんないぜ」
敵の攻撃を何とかかわし続けるアマテラスに必死にアドバイスを送る詩織。
「もうッ! それが貴方の最大の武器なのに!! あ、じゃあ、八尺瓊勾玉は?」
「あ、それは首につけてきたぜ ほら」
得意げに首にかけているエメラルドの輝きを放つ秘石をかざして見せる。
「それに向けて念じるの! 天照大御神のパワーをお借りするのよ」
「・・・て、どうやって何を念じるんだよぉ」
詩織の方を向き直るアマテラス。逆さ吊りになった詩織の引き裂かれたスカートの裾からお目見えした下着に、目を奪われてしまうアマテラス。
(詩織ちゃんのパンティ、真っ白…)
「もうッ、邪念が多いから祈りが通じないのッ!!」
邪な視線を感じた詩織にお説教される始末だ。
「そこまでだ、アマテラス!!」
プルートンが手にした巨大な弓をアマテラスに向けていた。


守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編の最初へ 守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編 13 守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編 15 守れ帝都を!! 日の神戦士アマテラス 第一部:勇者誕生編の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前