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恋人にしたい
【OL/お姉さん 官能小説】

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恋人にしたい-9

どうしよう?・・・

いけない事だと思った。思ったけど僕の中の何かがそうせずにはいられなかった。
僕はしばらく迷い。時間を見計らって部屋の裏手にある駐車場へと回ってみた。
中でセックスしてるのが外から丸見えになるのではないかという事を思い出したからだ。

実際、駐車場から見てみればそこは地盤がずいぶんと低くなっていてベランダの高さがちょうど胸のあたりまで上がっていた。
そこからベランダの幅がまたあって、前を通りかかったぐらいじゃ到底部屋の中までは見えなかった。
鉄策はさらにそこから1メートル半ほどの高さに立てられていて、都合3メートルはあるかも知れない。
内側にふたつと真上にひとつ、鋭利な棘(トゲ)が取り付けてあった。

偏光ガラスというものだろうか?
ガラスには青い空と通りの向こうの建物が反射していて外からは白いカーテンがかろうじて薄っすら見られる程度に過ぎなかった。
もうひとつ言えば、そのベランダには今は上がっているが大きなシャッターが取り付けられていた。
彼女の部屋の中から見ると、金属性の低い垣根があるぐらいにしか見えなかったのだ。

これでは手の尽くしようもないとあきらめかけた時に何気に策に手をかければ意外と頑丈そうだったのだ。
なんとかあの棘を掻い潜り、そっとベランダにさえ侵入できればセックス中かどうかだけでも確かめられるように思ってしまった。


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