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love for school by Miku
【その他 官能小説】

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love for school by miku-1

「ぉはよっ未来♪」
「エリぉはよう…」
エリはいつものスマイルで話しかけてくる。
…カワイイなあ。純粋にそう思った。
「…未来?元気ないよ。どーしたの?」
エリは心配そうな目をしてこちらを見てくる。
「エリは元気そうだね、何かあったの?」
あたしはできるだけ話を反らそうとした。
エリに相談したいけど…言えないよ、こんな事。ってゆーかこんな事言ったらエリに嫌われちゃうよ…。
あたしってズルイね。いつも人に嫌われないように必死。…もっと強くなりたかった。
エリは少し赤くなって頬を押さえながら言った。
「…告白されちゃった」
ふぅん。
告白か。
若いもんはいいねぇ。
……って…。
告白ぅ!?
「誰が!?誰に!?どうやって!?」
あたしは思わずエリの目を凝視してしまった。
「あたしがぁ〜新堂君に♪」
新堂…晴樹ぃ!?
「嘘ウソっやったじゃん!!なんて!?」
あたしは興奮ぎみにエリに尋ねた。
「なんかたまたま晴樹と一緒に帰ってたの…♪そしたらぁ…急に好きなヤツいる?って聞かれてぇ…」
それでそれで!?
興味心身のあたし。
「いるよ、って言ったらぁ…俺にしない?って言われちゃって」
エリはキャー、と言いながら顔を赤くしている。
あたしはと言えば。
「う"…エリぢゃん"…」
カワイイ可愛いあたしのエリちゃんがぁ〜!!新堂なんかに!!泣
しかもちゃっかりハルキとか呼んじゃってるしっ↓↓涙
そんなぁあぁ〜〜〜〜!!
エリは話し終えた後教室の扉に駆け付けた。
新堂が来たのだった。
にっくき新堂めぇ泣

あたしが目に涙を溜めて座っていると、肩を叩かれた。反応的にその方向を見ると、悪魔のようなスマイルをした(少なくともあたしにはそう見えたの、)アイツが立っていた。
「オハヨ、未来ちゃん」
「…げ。」
あたしは思わず口にだして言ってしまったみたいだ。
「…あ"?なんだと?」
彼の怖いぐらいの笑顔がアップでそこにある。
「…な、なんでも…」
怖い。本当にこの人の笑顔は怖いんだよ?
……なのに。
ドキドキ高鳴る心臓の音。
多分、顔が近いせいだよ。
「…顔あかいね♪」
鷹月はそれだけ言うと着席した。
……はぁ。
やっぱ、アイツ、無理。
怖いし、近付いたら頭クラクラするんだもん。
拒否反応?

昨日は何かの間違いだよ…あんな感情抱くなんて。

もう……忘れよう。

あんな事────────。


「…ねぇ。」


煩いなぁ。

「…櫻井?」

何よ。


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