投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

love for school by Miku
【その他 官能小説】

love for school by Mikuの最初へ love for school by Miku 0 love for school by Miku 2 love for school by Mikuの最後へ

love for school by Miku-1

あたしの名前は櫻井 未来。高校2年になったばかり。ちなみにあたしの隣にいるのは同じく高校2年になったばかりの田嶋エリちゃん。セミロングのやわらかい髪を流しながらその廊下に張りだされた「紙」を見ている。「…教室いこっかぁー。でもよかったぁ、エリが同じクラスで。」「あたしも。知らないコばっかだったらどうしようとか思ってた」そう言いながらあたしたちは初めてその教室に入った。…そう、今日は始業式。クラス換えの日。
クラスに入るともう皆来ていて結構人が多い。えりはその集団を見つめながら言った。
「…微妙。」
「…んー。あ、アイツは?中学時代有名だった、霧島ってヤツ」
「えぇ?あ、ホントだ。結構カッコイイね…でもそんぐらいじゃない?」
「うん…」
「あとは新堂君ぐらいかなぁ〜。」
エリはトロけそうな目つきで彼に目を移す。「……もうコクっちゃえば?」
そう、エリは新堂がスキ。でも多分新堂もエリが好きッぽい。はたから見てたらじれったくて、喧嘩してても夫婦漫才にしか見えない。
「何ゆってんの!!ムリ絶対ムリ!!」
顔を赤くして言うエリは、いつもよりすごく可愛かった。ああ、あたしも恋がしたいよぉ〜!!
あたしたちは座席表をみてその席に着く事にした。そして勢い良くドアがあき、先生が入ってきた。
「ハイ席について〜。HRを始めるぞ」
担任田口かよ。ヤだな〜授業ウルさくなりそう。去年田口がもったクラスはカナリ荒れたらしい。
あたし左を見るとそこには白石君が座っていた。彼は身長が低いことを気にしていてどちらかと言うとカワイイ系の男のコ。まぁまぁかなぁ。続いてあたしの前はというと、佐久間光一。煩いので有名なヤツ。でも面白いのでモテるらしい。そして右隣は鷹月 葵。うわっ、コイツ苦手だぁ…見ていると突然目があったあたしは慌ててそらす。さて後ろは…っ、ビンゴ、霧島君だぁ〜。
さっそく話しかける。「霧島、おはよぉ!一緒だったんだねぇ。」「あ?ああ、お前かよ。」
「何、お前かよって〜。それよりさ、担任田口とか最悪じゃない?」
「だよな。田口ってアレだろ?B組の…」
「そうそう。ハァ。クラスが荒れませんよーにッ。」
「…とりあえず俺の授業では……」
構わず説明を続ける田口。
「…なので、学級委員長を決めます。候補者は?」
もちろん誰も手をあげるハズはない。
「いないのか?じゃあ先生が勝手に決めます。…鷹月、お前やってくれないか?」
「ハイ。わかりました。」
鷹月は澄ました顔でハギレよく答えた。
「よし、委員長は鷹月に決定」
先生に指名されるってことは…首席?いかにもそんな感じだし。…あたし、やっぱりコイツ苦手だ。何でなんだろ…目かなあ?目が鋭いってゆーか…一回目があったら反らせないような、すぐ反らしたくなるような…。で、その上にメガネをかけているからさらに気迫が増すってゆうか…。まさに優等生の勉強君タイプ。委員長、ってカンジ。だからと言って別に顔が悪いわけではない。むしろ結構いい方だと思う。あのメガネをとったら多分カナリのイケメンだろう。とってんのは見たことナイからこれはあたしの予測だけどね。なんか隠れファンみたいのもあるらしい。でもあたしはムリ、この雰囲気って言うか気迫がムリ。どちらかと言うとあたしは面白くて優しい系の男の人がいいかな。そんな事を思いながら鷹月を見ていると、また目があった。うわ、ヤバイ。あたしはおもいっきり目をそらしてしまった。


love for school by Mikuの最初へ love for school by Miku 0 love for school by Miku 2 love for school by Mikuの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前