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桃香(tousyan)
【調教 官能小説】

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麗玩具-2

 赤い壁に金色の装飾が施されたエキゾチックな部屋。
 中央に大きなベッド、黒に金色の刺繍があしらわれたシーツが敷かれている。
 
 ドアが開き、赤いチャイナドレスに身を包んだ少女が、青いチャイナドレスに身を包んだ介添え役に付き添われて入って来る。
 やや大柄な介添え役と比べて頭一つ以上小さい、少女がかなり小柄であることがわかる。
 おそらくは140センチにも満たない小ささ。
 介添え役が少女の髪を解くと尻まで届く長い黒髪、更にチャイナドレスを脱がせるとあくまで白く華奢な肢体が露わになる、体重は30キロにも遠く満たないだろう・・・胸も尻もごく小さいがデビュー当時の桔梗よりも更になだらかで美しい曲線・・・足は子供と見まがう小ささ、そしてカメラが下から少女の体を舐めるように辿って行くと無毛の美しい恥丘と深い割れ目、内腿に施された刺青が僅かに見える、腰には贅肉というものがなく、臍にはピアス、更にカメラが舐め上げて行くと薄いピンク色の乳首には金のリング状のピアス、深くくぼんだ肩甲骨の先には細い首、そして日本人とは微妙に違う小さな顔、肌理の細かい肌。
 少女が黒いシーツに身を横たえるとその肌の白さが際立つ。
 介添え役が部屋の反対側のドアを開けると和服姿の篠崎。
 年齢は50に近いが、シネアート作品にはしばしば起用されているベテラン、180センチのがっちりした体格にいかつい顔、いまだに30代の精力を保ちつつ勃起や射精のコントロールにも長ける一線級の男優だ。
 羽織を脱いで介添え役に手渡すと、介添え役は恭しくお辞儀をして壁際に控える。

 篠崎がベッドに近付いて行くと、少女は立ち上がって恭しくお辞儀、篠崎はその顎に手を添えて顔を上げさせると少女は篠崎の胸まで程しかない。
 そのままではキスも難しい、篠崎は着物を脱ぎ捨てると少女を抱き上げてベッドに腰掛ける、すると少女は篠崎の胸に頭を預けて軽く目を閉じる。
 篠崎は少女の髪を優しく撫でる、その髪はあくまで黒く、腰まで届く長さ、しかもつややかに保たれている。
 篠崎は少しかがみこみ、少女の顎に手を添えてキスをする。
「・・・これは・・・なんだ?」
 篠崎が驚いたように唇を離し顔を覗き込むと、少女は舌を出して見せる。
 その先端は三つに割れ、少女は器用にその先端を動かしてみせる。
「これは・・・」
 篠崎はベテラン中のベテラン、シネアート作品には数多く起用され、シネアートのファンならば彼の経験とテクニックは熟知している、しかし、その篠崎がたじろいでいる。
 少女は篠崎の頬を両手で挟みこむと引き寄せてもう一度唇を重ねる。
「んん・・・・うっ・・・・うむむむ・・・」
 その呻き声は少女の三叉になった舌の先が篠崎の口腔を微妙に刺激している事をうかがわせる。
「うっ・・・・」
 少女の指先が和服の前を割り、股間へと伸びると同時に篠崎が呻く。
 敏感な指先は鍼灸師同様の敏感さで男のツボを探り当てることが出来るのだ。
「君は・・・一体・・・」
 少女はその問いかけに微笑で答えると篠崎の帯を解き、和服の前をはだける。
 少女の三叉の舌が、そして繊細な指先が篠崎の乳首をまさぐって行く。
「おおお・・・・これは・・・」
 少女が更に篠崎の乳首を愛撫すると、「ほう・・・・」と篠崎が天を仰いで息を吐く。
「女性が逝く、という感覚を少しわかった気がするよ」
 少女は微笑んで篠崎に立ち上がるよう促すと、既に肩にかかっているだけの和服をするりと落とし、下帯を解く。


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