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〈生贄の肉・二つ〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖なる家畜・奈々未〉-2

「わ…私は犬などではありません!こんな…こんな侮辱は約束の内に入ってないわッ!!撤回して謝罪しなさい!!」


押し寄せる顔・顔・顔……脂ぎった笑顔は奈々未の恐怖心を煽り、聖職者としての威光を曇らせた……。


「キャッ!?」


オヤジの指先がチョンっと尻に触れた瞬間、奈々未は悲鳴をあげてその手を打ち払い、顔を強張らせて睨み付けた。


『何ですか、その態度は?玲奈ちゃんと“ななみん”は引き換えな筈では?』


薄ら笑いは変わらずに、再びオヤジは腕を伸ばして尻に指先を触れさせると、文字でも書くかのようにスルリと滑らせた。
奈々未の顔は嫌悪に軋み、食い縛られた歯を剥いてギクギクと振れた。


『ほぅら、可愛いお尻に名前を書いてあげますよ、「な・な・み・ん」とお……』

『クンクンッ……ウヘヘヘ…ちょっと汗の臭いがしますなあ?』

『シスターの神聖な御身体ですからなあ。乱暴に触るなど不届き者というもの…ヒヒヒッ……優しく優しくぅ……』

「ぐッ……い"ぃ"ぃ"……ッ」


オヤジ達は畏れ多くも修道着に手を伸ばし、細い腕や括れた腰回りや太股に触れていった。
そして崩れた顔を近付けては、鼻を鳴らして体臭を嗅ぎ回る……如何にもオヤジらしい、粘りつくようなイヤラしさを発散させて……。


「んぎいッ!?」


奈々未の胸元に、心遣いの欠片もないオヤジの顔が近付いた。
何を仕出かすか分からない上気した顔は、そのまま胸元に埋めるかのような雰囲気を滲ませながら、ジロジロと至近距離から舐めるように視姦し、そしてグニャグニャと指を蠢かした両手を、その顔の傍に添えた。


『な…ななみんのオッパイって……ウヒヒッ…お、大きいのかなあ?』

「ひッ…!!」


思春期の少年と変わらぬ性への好奇心を隠しもせず、しかし、その淫靡で不快な言動は少年の比ではなかった。

奈々未は自身を抱き締めるように両腕を組んで、胸元を隠して身体を捩る……だが、奈々未の乗る台に上がって背後から抱きついたオヤジが二の腕をガッチリと掴み、躱そうとした身体を押さえた。



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