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〈生贄の肉・二つ〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖なる家畜・奈々未〉-12

「なッ…なに笑ってるのよぉ!?早く止めてぇ!!奈々未さんが…奈々未さんが死んじゃうぅッ!!」


モニターの中の暴力が、手加減されたものである事を部下達は知っている。
だが、玲奈には其れが分からない。
オヤジ達からの集団リンチとしか見えず、玲奈は必死になって助けに行こうと藻掻き続ける。


『騒ぐんじゃねえよぉ。糞豚を“躾てる”だけじゃねえか』

『まあ見てな。今にあの糞豚がきちんと謝るからよぉ』

「ふざけたコト言ってな……嫌あッ!!嫌あぁッ!!」


モニターに、奈々未の顔がアップで映し出された……眉はハの字に垂れ下がり、虚ろな瞳は涙を溢れさせ、拡がった鼻穴から垂れた鼻水は、涎と混じって顎から滴っていた……。



{わッ私は糞豚の分際でッ…人間様のおチ〇ポ様を欲しがりましたぁ!!えぐッ…お…お許しくださいぃッ!!}

「ッ………!!!」


玲奈は茫然自失となり、そして、張り裂けんばかりの激痛を胸に覚えた……。


何故ここまで残酷な真似が出来るのか?


心まで姦し、嬲り者にしなければ悦びが得られないなど、もはや人間の所業とは思えない。


玲奈は生まれて初めて殺意というものを理解した。
生きている価値さえ無く、その存在そのものが害悪でしかないオヤジ達と、この男達に、猛然と怒りが沸き上がるのを感じていた。


「……ゆ…許さないんだから……ここから出たら皆に喋ってやるッ!!け、警察に言って、貴方達をみんなブタ箱に入れてやるんだからね!!」


威圧など皆無な叫びは相変わらずで、玲奈は部下達の腕力の下で無駄な足掻きを繰り返す……奈々未と同様に、玲奈もまた無垢で幼い少女のままなのだ……。


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