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AV女優・ゆう子
【熟女/人妻 官能小説】

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古都慕情〜京都-2

 その日は結局ずっと和久と同行し、食事も和久と同じものを・・・本来なら京都ならではの食事も楽しみにしていたのだが、和久を料亭などに連れて行って奢ったのでは恥をかかせると思って止めた・・・昼はハンバーガー、夜はかやくご飯とうどんのセット・・・
「いいんですか?僕は学生で金がないからこんな食事しか出来ないけど京都の料理も楽しみにしてたんじゃ・・・」
「ううん、一人で食べても美味しくないもの、それになんだが私も15年前に戻ったような気分なの」
「それならいいですけど」
「明日も一緒に歩いていい?」
「ええ、もちろんです、僕も嬉しい」
「泊まりは?決めてあるんでしょ?」
「ええ、小さなビジネスホテルですけど・・・安上がりなんで」
「そこ、まだ空いてるかなぁ・・・」
「聞いてみましょうか?電話番号登録してありますから」
「ええ、お願い・・・そうしたら朝から一緒に動けるものね」
「僕と一緒だとせわしなくないですか?のんびりしたかったんじゃ・・・」
「ううん、ベテランのガイドさんお願いしたって和久君ほど詳しくないもの、その上若くて素敵な男性と一緒だなんて、こんなチャンスを逃がす手は無いわ」
 
 ホテルに空きはあり、翌日分も一緒に部屋を取れた。
 そして翌日も二人の京都散策は続く。
 しかし、三日目はあいにくの雨。
「あら雨・・・残念ね」
「確かに歩き回るには鬱陶しいですけど雨の京都もまた良いもんですよ」
「それもそうね、でも、傘は買わなくちゃ」
「持ってないんですか?」
「ほら、寝坊しちゃったから慌ててて・・・」
「ははは、そうでした、買うにしても店はまだ開いてませんね・・・僕のでよければ」
「二本あるの?」
「いえ」
「そんな・・・和久君が濡れちゃうのを承知で借りるなんて出来ないわ・・・でも傘を買うまで一緒に入れてもらってもいい?」
「ええ、もちろん」

 結局、一日中傘は買わなかった、和久もゆう子もそれを言い出そうとも思わなかったのだ。
 小ぶりな折りたたみ傘だから勢い体は密着する、朝のうちは遠慮がちだった和久もいつしかゆう子の肩を抱くようにして歩くようになって行く。
 


「名残惜しいわ・・・」
 夕刻、京都駅まで和久は同行してくれた。
 和久と向かい合うとなんだか胸が締め付けられる。
「僕も・・・すごく寂しいや・・・」
 三日間一緒に過ごし、口調もすっかり打ち解けている。
「もう一晩泊まっちゃおうかな・・・」
「明日は仕事だって・・・」
「うん・・・でも午後からなの、9時ごろこっちを発てば間に合うから・・・」
「・・・・」
 和久が黙り込んだまま軽くゆう子の肩に手を掛ける・・・ゆう子はそっと抱きついた。
「ねえ・・・私、泊まるところ無いの・・・」
「・・・いっしょに?・・・」
「うん・・・」
「ごめん・・・お金ないや・・・」
「それはいいの、丈夫・・・だから・・・」
「・・・いいの?・・・」
「・・・ええ・・・」

 和久が泊まっているホテルをダブルルームに変更してもらい、二人はそこに落ち着いた。
 そっけないインテリアの質素なビジネスホテル、普段のゆう子ならこんなホテルに泊まることもないのだが、今はそんなことも気にならない、和久さえ一緒ならば・・・。

「恥ずかしいんだけど・・・」
「初めて?」
「そうなんだ・・・どうしていいやら・・・」
「今度は私が教えてあげる番・・・ずっと教えてもらってばかりだったもの・・・」
 

 ゆう子の服を脱がす和久の指が細かく震えている。
 相手が新人の男優であれば、ゆう子は余裕を持ってリードしてやれる、しかし、和久に対してはその余裕を持つことが出来ない、一枚、また一枚と脱がされて行くにつれてゆう子は少しづつ追い詰められて行く様な心持がする、自分の体が汚れているように思えてしまい、和久にそれを見られるのが怖いような気がするのだ。
(初めにAV女優だと言っておけば・・・)
 そう思うのだが、その時はこんな関係に、こんな気持ちになるなど想像もしていなかった。
(でも・・・チャンスがなかったわけじゃない・・・)
 三日も一緒に過したのだ、いくらでもカミングアウトする時間はあったし、もう一泊すると言い始めたのも自分・・・。
 自分の気持ちと葛藤している間に、ゆう子は既にパンティ一枚・・・これを取られたらそこに挿入された何千本ものペニスを思い出さずにいられない・・・。
 和久がパンティに手を掛けた時、ゆう子は和久にそっと抱きつくようにしてそこを和久と自分の視線から隠してしまったが、和久はそんなゆう子をぎゅっと抱きしめてくれた・・・。


 和久の愛撫はぎこちない。
 しかし、自分を求めてくれている気持ちを感じる。
 まだ気持ちの中で葛藤を抱えてはいても、ゆう子の体は反応して蜜を溢れさせ、和久はそれに触れてより一層ペニスを硬直させる・・・もうここまで来て止まる訳にはいかない、後で幻滅されたとしても、ここまで来ておいて和久を生殺しにするわけにも行かない・・・。
 ゆう子は軽く腰を持ち上げ、入り口を捜して戸惑う和久のペニスにそっと指を添えて導いた・・・。


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