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肉欲の賠償支払
【鬼畜 官能小説】

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欲望の坩堝-1

絹川友里(きぬかわ ゆうり)が現場入りして、5日が経った。
卸業者から帰宅禁止を命じられて、監禁状態でシステムの改修を進めている。
一度だけ、3時間ほと睡眠をとったが、あとは徹夜が続いている。
(失敗したな。帰っていいと言われた時に、理由をつけて帰れば良かった。)
実が気を利かせて、女性である友里だけでもと帰そうとしたが、卸業者の社長のクレームもあり帰れなかったのだ。
着替えに帰ることすら許されていないため、そろそろ臭いが気になり出した。
周りも似たようなものなので、気にする必要もないかもしれないが、そこは女性である。
救いだったのはシャワールームがあったことだ。
シャワーとはいえ、唯一一人になれる時間だ。
帰らない代わりにと、無理を言って毎日使わせてもらっている。
ふと、時計を見ると、針は23:30を指していた。
「すいません、そろそろシャワー行ってきますね。」
「おー、もうそんな時間か。今日も寝れないかもしれないから、せめてゆっくりしておいで。」

シャワールームは、食堂の奥の更衣室の中にある。
会議室からシャワールームへは、倉庫内を突っ切るように向かう。
会議室を出て倉庫内を歩いていると、たくさんの人がまだ作業をしている。
すれ違う人の中には、あからさまに舌打ちをしてくる人もいて、友里は恐くなり、早足でシャワールームへと向かった。

更衣室に入ると、内側から鍵を閉める。
更衣室の中は、壁沿いにずらっとロッカーが並んでおり、部屋の中心には背もたれのないソファーが並べられている。
当然のことだが、友里のロッカーはないため、脱いだ服はソファーの上に畳んで置いていく。
脱ぎながら、ついでに臭いの確認もする。
幸い今は冬のため、それほどひどい臭いはない。
ただ、それも時間の問題だろう。
(あー、もう。ほんと最悪。開発に関わってないシステムなのに、なんで私はここで監禁されなきゃならんのだ。)
心の中で愚痴りながら、着ている服を脱いでいく。
前のプロジェクトが終わり、リフレッシュ休暇を取る予定だったのだが、手の空いてる人員が少なかったために、白羽の矢が立ったのだ。
(ここのトラブル落ち着いたら、絶対多めに休みを貰おうっと。)
ブラをとり、ショーツも脱ぐ。ショーツのクロッチの部分が汚れているのを見て、ひどく憂鬱になる。
生理はついこの間終わったばかりだから、その心配はない。しかし、いつまで続くか分からない以上、いざ生理が来たらどうしようかと心配になる。
(ここの会社、みんな男性だからな。女性いてくれれば、少し分けてもらう事も出来るのに。)
現場の購買所で買ったタオルを手にして、友里はシャワールームへと入っていった。


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