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笛の音
【父娘相姦 官能小説】

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笛の音 3.-17

 有紗は直樹を押し戻し、今度は自分が直樹の上に覆いかぶさって、さっき彼が探していた唇を授けてやる。
「んっ、……うっ、……あっ、うあっ」
 有紗の方からグイッと蜜壺の奥に指を押し込むと、男茎からまた爆発した。一度撒き散らしているTシャツの上に変わらぬ量の白濁が飛び散っていく。射精中に敏感な男茎を弄られておかしくなりそうなのだろう、痙攣して有紗の手から逃れようと腰を左右に捩るが、有紗は決して離さなかった。何度も何度も脈動が続いて、透明の飛沫になってしまうまで孔から直樹の熱情が飛び出していた。
「あーあ……。ヌルヌルになっちゃった……」
 直樹の上躯を見渡すと、Tシャツの前面は染みで殆ど色が変わっていた。染み込み切れなくなった白濁が、直樹の体の上で息を喘ぐ度にプルプルと震えている。
「ひ、ひどいよ、有紗さん……」
 服を汚された怒りよりも、手で連続で導かれて夥しく発射してしまったことを羞じて顔を背けた直樹の可愛さに胸が疼いた。
「あ、有紗……、さん。ま、まだ……、ダメなの?」
「ん? したい?」
「し、したいよ……。すごくしたい」
「そだね。……だってこんなに出したのに……、まだ、すごくかたいもん」
 全く萎えていない男茎は精液塗れの有紗の指の中で強く脈打っていた。
「うっ……」
「……ちゃんと、『ヤリたい』って言って?」
「や、やだよっ……。有紗さんを、そんな風に言いたくない……」
「じゃ、ヤラない?」
 ヌプリ、と小さな音を立てて、有紗は腰を引いて直樹の指を抜き取ってしまった。
「……うっ」
「……ね」耳元に熱く甘い声を聞かせ、「私とヤリたくないの?」
「だから、そんな……」
「直樹に『ヤラせろ』って言われたい」
「う……」直樹は息を喘がせて、「あ、有紗さん……。……、……、ヤ、ヤリたい……」
 有紗はやおら身を起こすと、体を反転させた。美脚で直樹の顔を跨いで両手で男茎を握りしめる。今日は直樹のためにセクシーなタイトを履いてきた。脚を付け根までのストッキングに包んで、黒のセミTバックだ。似合っている自信がある。
「ん……」
 息を漏らして、ニチュッ、ニチュッ、と精液で表面をヌラヌラとさせている男茎を扱き始めた。
「う、あっ、有紗さん、や、やめてっ……」
「やだ」
 顔を近づけるほど、直樹の精の匂いが鼻先を衝いてくる。いい体勢だ。有紗はまだ透明の粘液を口から垂らしている亀頭へ唇を押し当てると、舌で漏れた雫を舐めとりながら口内に含んでいった。頬を窄めて吸い上げる不細工な顔を直樹に見られずに済む。舌の上に広がる直樹の味は、鼻腔を満たしていた匂いより峻烈で、麻薬のように脳を痺れさせる。そして膝を広げたスカートの奥に直樹の視線。有紗は少し腰を屈めてヒップを顔に近づけると、味覚点に刺すように染みてくる直樹の精液に身を震わせながら、背を弓反りにして悩ましくクネらせた。
「……んっ、……すっごい見てるでしょ……? 直樹の視線感じる」
「う……、だって」
 顔を跨がられていては仕方ないのは有紗も分かっている。それでも直樹に指を埋められてショーツが捩れたまま四つん這いになって、秘壺の奥まで入り込んでくるような視線に晒していると、蜜が溢れる快感に、見せることも握ることもやめられない。
「すき? 私のカラダ……」
「……う、うん」
「直樹のために、着てきたんだから。いっぱい見て」
 皆まで言わせるな、と言わんばかりに、もう一度直樹の男茎にしゃぶりついた。手とは全く異なる、強く吸われることで奥へ引っ張られる温かい刺激に、直樹が先端からピュッと口内へ汁を飛ばしてくる。先走りとはいっても精の味が濃縮している。直樹の粘液に触発されて、クロッチからはみ出た花弁がヒクつくと、それを間近で見ていた直樹が誘引されるようにしゃぶりついてきた。
「んふっ!」
 男茎を頬張ったまま有紗は嬌声を上げ、彼の口に向かって蜜を噴きこぼした。直樹が唇で花弁をはみながら、舌で秘割を何度もなぞってくれる。いつも唇、耳や頬に押し当てられる唇で、淫りがわしい股間に触れられていると思うと、そこから全身へ巡ろうと甘い痺れが駆け上がってくる。呻きを漏らした有紗は、性楽をもたらしてくれる直樹に報いたくて、彼が敏感に反応するポイントを何度も舐め上げた。
「う、あっ……、んむっ」
 有紗の上体を持ち上げてくるほど腰を跳ね上げた直樹が、スカートの中に両手で差し入れてショーツを思い切り引きズラした。無礼な行為も直樹ならむしろ嬉しいと思った瞬間、指で広げられた花唇の端で顔を出したクリトリスに吸い付かれる。
「ああっ」
 ハスキーな声が熱く爛れ、思わず有紗は男茎を口から出して、彼の脚の間に蹲った。
「やっ……、な、直樹……、……す、すごくきもちいっ」
「きもちいい……?」
「うんっ……、んっ……、やあっ、直樹、ヤ、ヤじゃないよね……?」
 またシャワーを浴びていない。その場所を直樹は躊躇なく何度もキスしてくれている。
「イヤじゃない。……いっぱいしたい」


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