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浦和ミュージックホール
【その他 官能小説】

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インタビュー ウィズ リリー-3

 「ところでさ・・・奥さんいるの?」
 「いないよ、彼女もいない、だっていたら風俗ライターなんてやってられないだろ?」
 「それもそうよね、今夜何か予定ある?」
 「ないよ、どっか誘ってくれるの?」
 「・・・ホテル行かない?」
 「まな板はやらないんじゃなかったの?」
 「まな板と気に入った人とエッチするのは別だもん」
 「ごめん、そこまで言わせるのは男として駄目だな」
 「いいのよ・・・・OKね?」
 「もちろんさ」
 「こんな仕事しててもまな板や白黒しないと滅多にこういう機会ないのよ、あなたは毎日なんでしょうけど」
 「確かに抜いてもらうことも多いけどベッドインってわけじゃないよ、それに取材で抜いてもらうのなんて味気ないもんだよ、どっちかって言うと絞られてる感じさ、リリーとしっぽりベッドインなんて最高だよ」
 「あのね、瑠璃よ・・・」
 「え?」
 「本名・・・瑠璃なの、今夜はリリーじゃなくて瑠璃って呼んでくれる?」
 「わかった・・・瑠璃、出ようか」
 「うん」

 その夜、俺は瑠璃を独り占めにした、いつもは観客みんなのものであるリリーを・・・。
 舞台で見せる官能の表情や喘ぎ声・・・それはリリーが作りあげたものだ、俺の腕の中で瑠璃は素のままの表情を見せてくれ、喘ぎ声を聞かせてくれた。
 俺の腕枕で眠ってしまった瑠璃を起こす気にはなれなかった・・・舞台の上でのリリーはいっぱしの踊り子だが、俺の隣に眠っている瑠璃は初めて見た時の儚い美しさがまだ色濃く残っていたから。
 翌日、俺の左腕は使い物にならなかったが・・・。


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