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浦和ミュージックホール
【その他 官能小説】

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25歳、みどり再び-2

五年前、いや七年前から俺は外国人の踊り子にあまり興味が持てない、みどりが言っていた想像力を働かせる余地があまりないのだ、ストレートなオープン、オナニーショーにまな板、喘ぐ声も吼えているようであまり色気を感じない、彼女達には日本人よりもシビアな事情があって出稼ぎに来ている者も多いには違いないが、そこに思いを巡らすには表現がストレート過ぎるのだ。
 平日の午前中から劇場に来ているような輩は概ね目が肥えている、応援も少なく、南米の彼女たちのショーは舞台と客席の温度差を感じてしまう。
 (何もこんなに早く来なくても良かったかな・・・)
 あくびをかみ殺しているうちにみどりの出番が来た。
 
 五年前と変らぬ襦袢姿・・・計算しつくされた踊りとストリップは以前と変らない、いや、むしろ磨きがかかっているようにも思える。
 しかし、容姿の衰えはどうしても感じてしまう。
 体型は保っているものの、肌の張りは失われ乳房も少ししぼんで垂れて来てしまっているようだ・・・それでも磨かれた動きと計算しつくされた構成は健在だ、しかし計算しつくされているだけに改良の余地も小さく、五年間これを続けていたとすればマンネリのそしりは避けられないかもしれない・・・俺には懐かしさもあって充分魅力的だが・・・。
 
 出べそに進み出たみどりは俺に気が付いてくれたようだ、一瞬だが妖艶にひそめた眉が開いて笑顔を向けてくれた。
 後半は少し変っていた。
 着衣のままの男優が現れ、回り舞台の縁に腰を降ろしたみどりを背後から抱き抱えるようにして愛撫して行く、と言うよりも責めて行く。
 胸をもまれたりオープンさせられて指で弄られたりしている間はまだみどりにも余裕があった、身を任せているようでいてその反応で巧みに男をリードしてくれる、男にとって「いい女」のみどりがそこにはいる、しかし、電マが持ち出されると余裕がなくなってしまう。
 男優はみどりのラヴィアを指で開いてクリトリスに容赦なく電マを押し付ける、この激しい振動を生み出すためにだけ作られた機械にはいかに経験豊富なみどりでも勝てないようだ。
 男がディルド付きの電マに持ち替えた頃には、みどりは放心状態、そしてディルドを押し込まれて両方の乳房をやはり電マで押しつぶされるようにこね回されると激しく痙攣して果ててしまった。
 まな板のアナウンスが入る。
 俺は無論手を上げたがあいにくじゃんけんを勝ち抜くことは出来なかった、もっとも、そのおかげでショーそのものをじっくり鑑賞できたのだが。
 激しく逝かされてぐったりしているみどりにじゃんけんの勝者が覆いかぶさる、その間も男優は電マでみどりを責め続け、みどりはなすがままに蹂躙されてショーを終えた。

 確かに激しく感じているみどりの表情は官能的だったし、ぐったりしたまま蹂躙される姿にもゾクゾクさせられた、五年前とは違う魅力はある。
 しかし、みどりという女性に特有の魅力とは違っている様に思える。
 そのどこまでも柔らかな体でゆったりと包み込んで男を天国に連れて行く、男のなすがままに任せているようでいて掌の上で遊ばせてくれる、男を満足させてなお何事もなかったかのように優雅に振舞える、そう言う懐の大きさ、豊かな経験、男と言う性に対する理解の深さ、そういったものがみどりの本来の魅力であるような気がするのだ。
 みどりを良く知らない客にとっては今のショーは扇情的だったかもしれないが、俺には少し不満が残った。

 俺にとっては退屈な外人のショーが続いた後、いよいよラスト、「奇跡のロリータ娘・まり子」の舞台だ、浦和ミュージックホールの看板であり続けたみどりからトリを奪ったショー、これは見逃せない。
 5年間様々な風俗を取材し、数えきれない女性とお手合わせしてきたが、やはりみどりは初めての女性、そしてまだあの初体験を超える興奮に出会っていない、それ以上の価値が本当にあるのだろうか・・・俺が判定しても仕方がないのだが。

 


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