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浦和ミュージックホール
【その他 官能小説】

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18歳、ストリップの常連に-2

 それまで黙って聞いていたみどりが初めて口を開いた。
 「若いのに良くわかってるわ・・・リリー、ストリップって正式にはストリップティーズって言うの、ティースは焦らしって言う意味、彼が言うとおり想像は無限よ、股を開いていれば満足してくれると思っちゃダメ、想像力に訴えないと・・・私なんかあなたにも蘭ちゃんにも肌やプロポーションでは及びも付かないわ、その分を想像してもらうことで補ってるの・・・わかる?」
 リリーはみどりのステージを思い起こしているように天井を見つめる。
 「わかる気がします・・・」
 「見せるのがストリッパーの仕事、でも見せ方に工夫がないとね・・・ありがとう、いい意見を聞かせてもらったわ」
 「いやぁ・・・若造の未熟な意見ですよ」
 「ううん、なかなかそこまで深く見てくれる男の人って少ないのよ」
 「そうですか?本気にしますよ」
 「ええ、本当よ・・・あなたのセックスがすごくいいのも本当、若くて固いのを別にしてもね、三回目目辺りからは変ってきたわ、どうしたら私がもっと感じるか試してない?」
 「すみません、実験台にしてるつもりはないんですけど」
 「やっぱり・・・すまないことなんかないのよ、女だってやっぱり気持ちで感じ方が全然違うの、最初の時は夢中でかぶりついてくれて嬉しかったし、最近は感じさせてくれようと工夫してくれてるのがわかって、やっぱり嬉しいのよ、一日に四回、毎日のように色んな男の人に突っ込まれてる女を感じさせてくれようとしてるなんて・・・」
 「男として当たり前じゃないんですか?」
 「そんなことないわ、自分がよけれは女の事はどうでもいい人がほとんどよ、自分は公衆トイレみたいだなって思うことあるもの」
 「そんなこと・・・とんでもないです」
 「そう思ってくれるなら本当に嬉しい」
 「なにしろ初めて知った女性ですし・・・これからもずっと通います」
 「ええ、ありがとう・・・毎回って訳には行かないんだけど、なるべくあなたを選ぶわね」
 「お願いします・・・リリーは今日が見納め?」
 「うん・・・また呼んで貰えれば必ず来るけど」
 「お別れというわけじゃないんだね、その内また劇場で会える・・・」
 「うん、ここで育ててもらったし、ここが好きだから・・・」

 いつものように日曜の一回目のステージ、お客は少ないがリリーは精一杯のステージを見せて旅立って行った・・・。


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