投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

悪徳の性へ の最初へ 悪徳の性へ  50 悪徳の性へ  52 悪徳の性へ の最後へ

〜 体操 〜-1

〜 体操 〜




 中腰でのマスターベーション、尻字、鼻ストロー。
 半年前には想像できなかったことが、この一日だけで沢山あった。 どれに対しても『15番』という名前を付けられ、生まれ変わったあたしは一生懸命頑張って、何とか個別で指導されることなくここまで来た。

 そして今。 あたしはいままで以上に頑張っている。 

 すでにあたしは50回近く教官に注意されていて、つまり50回以上、鞭打たれるべき自分に替わって22番さんが叩かれている。 これ以上自分のせいで22番さんが辛い思いをするなんて耐えられない。 いや、耐えられないなんて、偉そうなこともいえないと思う。 所詮あたしは鞭で虐められる22番さんを、他人事みたく眺めているだけだから。 『22番さんの代わりにアタシを叩いて下さい』と申し出る勇気もなく、辛い素振りをしているだけじゃないか。

 だからこそ、8号教官から注意されないために、心底教官に集中している。


 ……。

 
 教官が指導する『学園体操』は『ラジオ体操第一』とよく似ていた。
 違う点といえば『ラジオ体操第一』では両手を大きく動かす一方、『学園体操』では常に右手が右乳房、左手が左乳房を握っていることだ。 握ったうえで、中指と人差し指で乳首を抓む。
 
 大きく手足を横に振る運動では、大きく乳房を横によじる。
 肩から上に手を伸ばす運動だと、爪先立ちしながら思いきり乳房をひっぱる。
 ジャンプする運動では、そのまま乳房を弾ませる。
 深呼吸する運動だと、息をすって胸をはって、乳首で円を描くように揉みながら息を吐く。

 乳房は力強く、指が喰い込むように揉まなければならない。 ちょっとでも手加減すると教官は目ざとく名前を呼び、返す鞭で22番さんを打ち据えた。 また、乳首も抓んだだけではいけない。 ずっとシ擦って、常にピンと勃起させなくてはいけなかった。 固さがほぐれた乳首をみつけると、乳房同様に22番さんに指導がはいり、その度に「ハイ! チチボタンをシコシコして、ピンコ勃ちさせます! ありがとうございます!」等と叫ぶ。 

 それでもさっきまでに比べると、22番さんがぶたれる回数は大幅に減っていた。 みんな集中して、躊躇なく胸を揉みほぐし、顔を赤く染めながら恥ずかしい体操を堂々と演じている。 あたしだって恥ずかしいけれど、ちょっとでも躊躇ったらどうなるか考えると、小さな胸をはって演じるしかない。 ちなみに体操になってから、あたしは一度も注意されていない。

 『学園体操』と『ラジオ体操第一』では、もう一つ違いがある。 掛け声だ。

 『ラジオ体操第一』では『1,2,3,4。 5,6,7,8』と数字で合わせていた一方、『学園体操』では『ぱい、おつ、ぱい、おつ。 ちく、ちく、びん、びん』と情けない幼稚な掛け声で動きを合わせる。

 つまりあたし達は『ぱいおつ、ぱいおつ、ちくちく、びんびん』と言いながら、両手で乳房を強く揉み、乳首を指先で弄びながら、体操のリズムに乗って『学園体操』を演じるのだ。 22番さんにこれ以上迷惑をかけまいとするなら、この愚かな体操リズムに乗るしかなかった。


 ……。

「そこまで。 全員第3姿勢!」

「「ハイ!!」」

 一通りの体操を5回繰り返したところで、再度最初から始めようとするのを教官が制す。 
 肩で息をするあたしたちと対照的に、教官は首を振るばかりだ。


悪徳の性へ の最初へ 悪徳の性へ  50 悪徳の性へ  52 悪徳の性へ の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前