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大佐の舘
【ロリ 官能小説】

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大佐の舘-13

 岩佐邸は洒落た洋館なくせに、洋食は殆ど出ず食事は和食ばかりだった。たまにスクランブルエッグにトースト、サラダ、オレンジジュースに牛乳みたいな朝食も出たが、朝は焼き鮭に味噌汁、納豆、漬け物などが出た。
 でもご飯は炊きたてだし、味噌汁は温めて運んで来るし、焼き鮭は焼きたてで焼き加減も素晴らしい。高級ホテルの朝食のように給仕は全て使用人がしてくれた。
 しおりさんが温めた味噌汁を運んで来てボクの前に出す。ボクが味噌汁を手にして口を付けるのを待っているみたいで、席から下がらず、盆を脇に抱えて横に立ちボクの様子を見ていた。大佐の命で毒でもついに味噌汁に盛ったのだろうか?まあそんな事はないだろう。
「いかがですか?今日のお味噌汁のお味は?」
彼女がボクの顔を覗きこみながらしおらしい声で聞いてきた。
「いつもの様に美味しいですよ。」
「わあ、よかった~お豆腐はいかがですか?」
私は味噌汁の具になっている豆腐を食べた。
「美味しいですが、それが何か?」
「嬉しい、よかったです!」
彼女は喜び満面の笑顔、手を軽くたたいて喜んだ。
「実は私、なぜだか知りませんが大佐様に言われ最近、味噌作りと豆腐作りをみつさんと善蔵さんに習いだしていたんです。」
メイド服の前ポケットから味噌作りと豆腐作りのレシピを書いた手書きのメモを私にチラリと見せた。
「これから必要になる事があるかも知れないからちゃんと一人で作れるように覚えなさいと、大佐様に言われまして、今日が初めて一人で作った味噌と豆腐だったんです。あとで大佐様にも召し上がって貰います。」


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