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ビッチ狩り
【レイプ 官能小説】

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レイパー西山-6

 山崎の部屋、そして5つあった事務所をくまなく探すと合計五千万円の金が集まった。さらに消費者金融を回り一千万円追加して六千万円を回収した竜彦。山崎の部屋から通帳も没収した。
 「何だこりゃ。一億五千万しかねーじゃん。あとの一億はどうした?」
不機嫌そうに聞く竜彦。
 「だから仲間に渡したり買い物したり家賃払ったりして…」
 「人から騙し取った金で豪遊か。いい身分だな。これまでいい暮らししてきた分以上の地獄を味わってもらわなきゃな。とりあえずこの複数銀行から明日全部降ろしてきて合計三億きっかり返して貰うぞ?」
 「ふ、増えてるじゃないか!」
 「ばーか、増えた分にこそ地獄が待ってるってモンだぜ。いいか?お前、きっちり揃えられなかったら可愛い妹のレイプが全世界の人間にさらされる事になるんだからな?目の色変えて二億四千万かき集めて来いや。それまで詩音ちゃんは預かる。じゃあな。」
竜彦は山崎のマンションに山崎を降ろして去って行った。走り去る竜彦の車を見つめながら山崎は途方に暮れる。
 「くそっ!!」
蹴飛ばした空き缶が静寂の中に空しく響く。
 「やるしかねぇ…、殺すしか…」
この悪夢を振り払うにはもう殺人犯にでもなるしかないと考える程に追いつめられた山崎。部屋に戻り包丁を持ち詩音の監禁されている事務所へ向かう。山崎は本気だった。部屋の前に立ちノブを握ると鍵は開いていた。
 「ぶっ殺してやる…」
勢い良くドアを開け雄叫びを上げて突入する山崎。しかし中は既に誰もいなかった。
 「くそっ!!」
悔しがり地面を蹴る山崎。するとパソコン画面から笑い声が聞こえた。
 「ククク!お前の気持ちは良く分かったぞ?」
画面を見ると怯える詩音を抑え付ける竜彦が見えた。そしていきなり詩音の唇を奪う竜彦。
 「や、止めろ!!」
竜彦は画面をニヤニヤ見つめながら詩音の唇を奪い続けた。
 「わ、悪かった!もうおかしな真似はしない!だから、だから詩音にだけは手を出さないでくれ!」
包丁を捨て土下座する山崎。
 「まぁ詩音ちゃんがどーなってもいいならかかって来いよ。詩音ちゃんはお前の知らない場所に監禁している。いいか、きっちり残りも含めて三億揃えるんだ。マンションだの車だの売るのは他にいくらでもあるだろう。三日だ。三日待ってやる。それまでにかき集めて来い。じゃあな。」
映像が切れた。土下座したまま動けない山崎。まさかこんな事態になるとは思ってもみなかった。もはや反撃を企てる気力さえない。
 「くそ…、まだ警察にパクられた方がマシだった…。」
山崎は観念した。とにかく金を集めるしかない。消費者金融からはもう借り尽くした。うなだれながら部屋に戻りマンションなどを引き払いいくらになるかを試算する。もはや悔いても取り戻しのきかない状況に、次第に恐怖を覚えて来るのであった。


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