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エスが続く
【OL/お姉さん 官能小説】

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4. Speak Low-28

 羞恥に詰まる声で言って、頭を巡らせて顔を噴射口へ押し付けていくと、鼻筋に幹が沿い、先端が押し付けられた目元に熱い滑りとともに爆発が始まった。漏れてはじけ飛んだ噴射が額まで届いてくる。繰り返される脈動の途中で、まさに跳梁してくる源へ鼻先や上唇を押し当てて平松の歓喜の体液を浴びた。これまでも自分へ向かって沢山出してくれる人だと思っていた。だがこれまで以上の量と勢いで平松は悦子の顔を汚してくれている。彼だけだ。無二の男だ。忽ち広がって漂う男精の臭いに包まれながら、射精がやんでもなお悦子は男茎を顔でなぞり、唇を押し当てて尿道の残滓をすべて吸い取った。
 息を切らせた平松が、唸りを上げて悦子をフローリングに押し倒した。倒れこむ痛みも、平松が悦子を裏返して膝を付かせ、ヒップを持ち上げてくるとすぐに消えた。
「ガマンできないよ、悦子。挿れたい」
 ビニール袋がこすれる音がする。見なくても背後で平松がもどかしい手でコンドームを取り出しているのがわかる。平松を気持よくした分、悦子も気持ちよくすると言ったくせに、愛撫よりも前に繋がろうとしてきた。だが、悦子が最も欲しいのはそれだ。悦子は額をクッションに付いたまま、
「うぁっ……、欲しいっ、……翔ちゃんのおちんちんっ」
 下着の上から舌で攻められ、暗闇の中ローターで焦らされていた体は、指の愛撫など待っていられなかった。
「ちがうでしょ? おちんちんなんて、可愛らしい言葉なんて、今の悦子には似合わないよ」
 興奮に荒い息で発する声に暴虐が溶け込んでいた。そうだ、平松に繋がってもらおうと思ったら、自分は淫りがわしい隷具とならなければならないのだった。
「……ください。翔ちゃんのオチンポ……、はやく、ください」
「してあげてもいいけど、スカートが邪魔だよ」
 ヒップを高く上げても清楚なフレアスカートがこれを覆っていた。
「ああっ……、やあっ……、……で、できないの」
 手は後ろで縛られている。自分で捲ってそこを曝け出したくてもできるはずもない。
「じゃ、ちゃんとお願いしなきゃ」
「うっ……」
 悦子は腹筋を震えさせなてクッションから体をもたげ、背後へ訴えた。
「め、めくってっ……。翔ちゃん。めくって……」
「めくるだけでいい? 何か中に入ってるよ?」
 足元をみやると、ローターのコードが脚の間から垂れ下がっていた。
「ああっ……、オ、オモチャも出してっ……!」
「……それから?」
「んっ……、し、下着脱がして……、いれて、翔ちゃんの……」
 涙声になって訴えると、荒々しくスカートが捲られ、無遠慮な手でコードが引かれると、ヌルリと振動したままのローターが抜け落ちて床で鳴った。最上部まで蜜に濡れたショーツの後ろが掴まれ、膝を開いているためにいっぱいに伸びきるまで下ろされてヒップを丸出しにしてくる。
「見えたよ、悦子のエッチなところ。ぜんぶ」
「ううっ……、そこ、です……。そこ、翔ちゃんのチンポで、お、おかしてっ……」
 腹筋が耐え切れなくなって再びクッションに沈んだ。柔らかい布地に顔を押し付けヒップを高く上げていると、平松の硬く熱くなった肉塊が入口に押し当てられる。
「しょ、翔ちゃん……」
 呻いて平松の名を呼ぶと、長時間焦らされ続けた場所を平松の亀頭が押し広げてきた。初めて平松に抱かれた時から変わらない開放感に、顔をついたまま背をいっぱいまで反らして侵入してくる場所を平松に向けていく。
「んっ……、悦子、すごいよ、悦子の……」
「き、気持ちいい?」
「うん」
 最奥まで到達して先端を押し付けながら、背後から身をかがめて悦子の体を抱きかかえると身を起こさせてくる。涙で張り付いた髪を唇で払って、耳元で悦子の場所が貪婪に男茎を締め付けてきていることを卑猥な言葉で教えながら、楚々としたブラウスのボタンを毟るように外してくる。
「うあっ……」
 男茎が揺すられて亀頭が中を掻き回してくると耐え切れずに前に倒れそうになるのを、ブラウスの中に不埒な手つきで入ってきた両手がブラを押し上げて粗暴にバストを揉みしだいてくる。指で硬くなった乳首を強く挟み、引っ張っては捻る。その動きに合わせるように悦子の下腹は、畝り、絞り上げて男茎を奥へ奥へと引っ張っていった。
「激しくしていい?」
 耳元に呪詛のように送り込まれてくると、悦子は痴れたような声で、
「してっ……、思いっきりっ」
 と叫び、バストから手を離されると再び前に倒れこんだ。両腰をガッチリと掴まれる。額だけで体を支えている無様な姿で姦される……。男茎が引かれていき、来る、と思うや否や頭の先まで突き抜けてくる打突が見舞われると、
「ああうっ……、い、ぐ……」
 絞り出る呻きを漏らして絶頂に達し、フローリングに脱力した上肢を下ろした。だが猛々しい男茎は敏感な襞へビクビクと怒張を伝えてきて、ピストンの再開し始める。


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