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エスが続く
【OL/お姉さん 官能小説】

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4. Speak Low-25

「俺の?」
 フローリングの上に倒れた悦子が痛くないように、クッションを肩の下に滑り入れながら、悦子を跨いで見下ろしてくる。気持ちだけの話ではない。社会的にも平松だけの自分になるのだと思いながら、潤んだ瞳で見上げて頷いた。美穂が聞いたら結婚はそういうことじゃないと怒られそうだ。だが自分にとってはそうなんだ。
 平松が膝に広がったフレアスカートの裾に手をかけて、麗しい脚の肌を手のひらで感じながら撫で上げてくる。手が上方へ向かうに従ってスカートがめくれ上がっていく。
「……んっ、な、なんかっ」
 悦子は内ももをすり合わせながら身悶えて、鼻にかかった声で、「いつもよりヤラしいよ、さわりかた」
 平松の手は粘着質に悦子の脚を捉えて、擦り回しながらスカートを捲り上げてくる。
「そう?」
 と言って、もう一方の手はブラウスの上から脇腹を掴むように添えると、そのまま無遠慮な手つきでバストを押し上げてきた。曲げた人差し指の裏を口に含み声を漏らしながら、思うがままに体を擦られていると妖しい喜びで全身が痺れ始める。
「悦子だって、いつもより触られ方がヤラしいよ?」
「うっ……、な、何それ……」
「いつもと違って清楚なカッコだから興奮する」
 平松の実家に行くために、整然と飾った悦子のスタイルを掻き乱すように、バストが荒々しく揉みしだかれ、スカートの中の手はついにショーツの縁に及んでいた。
「こ、興奮する?」
「うん。メチャクチャにしたくなる。……帰ってる途中、ずっとムラムラした」
「やっ……、そんなこと考えてたのっ……」
「だって、悦子と結婚できるんだもん。……悦子のこと何してもいいんでしょ?」
「……、うん」悦子は震える息を吐き出し、「メ、メチャクチャにしてください……」
 支配される想像に胸を痛いほど打ちながら、興奮している平松の顔に至上の喜びを感じていた。
「自分で脚抱えて広げて?」
 平松が悦子の脚を開かせると、スカートを払ってその間に膝をついて身を置いた。悦子は瞼に映る天井の灯りに火花が散りそうなほどの興奮を混ぜながら、足の裏を床に付いて膝を立てたあと、太ももの裏に両手を回して自分の方へ引き寄せていった。秘丘が裏返って平松の眼下に晒す恰好をしているのが、捲れたフレアスカートの足元に入り込んでくる外気で分かる。はしたない姿を平松に見られているだけで、口を結んで我慢したが、あっけなく蜜はピンクのショーツのクロッチを濡らした。
「そんな綺麗な服着て、足開くとすっごくエッチだね。もう濡らしてるの丸見えだよ?」
 貶す言葉が褒め言葉に聞こえるほど身を潤わせる。
「うあっ……、翔ちゃん、はやくっ……」
「ヤラしくなるの早すぎだよ、悦子」
「だ、だって……、ううっ……」揶揄された瞬間、また体の奥から蜜が漏れたのを感じた。「しょ、翔ちゃんにはやく、してもらいたい……」
 両足を抱えたまま爪先がもどかしげに揺れた。平松が身を屈めてくるのが見えて、内ももに息がかかると、さらに爪先が跳ねてピンクの薄布に覆われた狭凹が柔らかに蠢いた。平松の湿った唇がショーツをとらえた瞬間、手を離しそうになるほどの衝撃に悦子は電流に打たれたように身を震わせた。尖らせた舌先が穿るように突き立てられ、下から上へ薄布の向こうの狭間を押し割りながらなぞってくる。舐め上げる最後に、既に勃起しているクリトリスが弾かれる度に悦子は奥から蜜を漏らし続けていた。唇が押し当てられ故意に音を立てながら啜られる。舌先が破れるはずもないのに強く入口の上に圧し付けられてクロッチごと中に入ってくるほどに突き立てられる。ショーツに染み切れずにサイドから溢れてきた蜜を、ヘアを刈り取った両側の畝に沿いながら舐めあげられる。
 長い時間続いた。足を抱えているだけで精一杯で、声も蜜も押し留めるなど不可能だった。悦子を愛しみながら、しかし平松は淫靡な鬱屈を脚の中心に押し込めるように、悦子がどうしても性楽を爆発させることができないラインを巧みに操りながらずっと舐め続けていた。
「しょ、翔ちゃん……。じらさないで」
 悦子が涙目になりながら訴えると、平松は顔を上げて脚を抱えている悦子の手を外すと自分の首を持たせて身を上げさせてきた。
「悦子は俺のドレイでしょ?」
 ベッドの下に隠してあるクロスケースを引き出し、その中から手枷を取り出しながら平松は問うた。
「そうです。……翔ちゃんの、好きにしてください……」
 いつもは羞恥に言い淀んでしまう言葉も、結婚できると決まった今日この日には、本心としてすぐに答えていた。身を起こした悦子の背後に周り、両手を腰の後ろに引き寄せて手枷をつけながら耳元で熱っぽく愛を囁いてくる。いつもは両手首から伸びる鎖でベッドに拘束されるが、今日は初めて手首どうしが体の後ろに繋がれて窮屈さはいつも以上だ。
「んっ、翔ちゃん……」
 足枷も取り出されて足首に巻きつけられる。足首を引き寄せられると悦子は不安げに平松を見上げた。
「好きにしていいんでしょ?」
 と言って平松は足枷に繋がれているチェーンをテーブルの脚に金具止めする。テーブルの横幅に開いた脚は、膝を内側に曲げても内ももをすべて擦り合わせることはできない広さだった。
「勝手にテーブルの足から抜いたらダメだからね?」
 脚で重いテーブルを持ち上げて下をくぐらせれば枷に繋がれたチェーンを外すことができるが、先回りされて禁止された。眉を寄せて羞恥に苛む悦子の目の前に最後に取り出されたローターが見せられる。唇に押し付けられると、悦子は顎を緩めて滑らかな表面に舌を這わせていた。


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