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理工学部 浦野准教授
【教師 官能小説】

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真紀ちゃんと『おあいこ』-2

「先生、中々速いですね。私、同じペースでっと思って泳いでたら、疲れちゃいました。もう時間ですから、あがりましょうか。」

そう言うと、水の中から飛び上がり、ぱっとプールサイドへ上がった。関係無いけど、僕は女子がプールから上がるとき、ジャンプしてプールサイドに足をかけた瞬間の無防備さが好きだ。大抵、飛び上がった後、手の力で上半身を持ち上げ、右足か左足をすくめてプールサイドにかけ、そして逆の足をあげるという動作をする。その間、右足と左足の間にある秘部をプール側に晒す事になる。僕は、ついつい真紀ちゃんのそのクロッチの部分を見てしまった。ここに、僕が手で綺麗にしてあげた、あのうんちとおしっことゲロにまみれた割れ目が隠れていると考えると、あの日の事を鮮明に思い出してしまう。

僕もプールサイドにあがり、更衣室へ向かう。女子大だが当然男子用の更衣室もある。男子と女子の更衣室がわかれる所まで着た時、真紀が僕の方を向いてこう言った。

「先生。この水着、覚えていますか?」

シンプルな紺の競泳用水着。あっ。あの時、来ていた水着だ。僕は彼女の真意が分からなかった。僕の中ではとっくに「無い事」にしていたのだが、まさか彼女からその話をぶり返すとは思っていなかった。返答に困っていると彼女がまた口をひらいた。

「あの時は、本当にありがとうございました。先生に見つかっていなかったら、私、今頃どうなっていたか・・・・。先生には感謝してもしきれません。どうお礼をしたらいいのか。先生をプールでお見かけしていますが、先生が『無かった事』にと思ってくださっている事も伝わります。でも、私は、どうしても、お礼を言わなきゃいけないって、、思って・・・。」

透き通った目で見つめるその視線は銃弾のように僕の目を通り抜け、脳味噌に直撃する。消したい過去を見られた相手にお礼だなんて、なんて純真な娘なんだろう。。。。真紀の水着に目を落とすと、あの日の光景がまじまじと目に浮かぶ。トイレの個室の床を覆う自分自身の、口、尻、そして尿道から自分の意思とは関係無く飛び出してきた、様々な個体まじりの液体。そこに跪く真紀の水着ははだけ、右乳が露わになっていた。上半身は消化液に混じって粘膜状になりもはや原型をとどめていない食べ物に覆われていた。下半身は、下痢便がこびりつき、茶色い液体と黄色い液体が交互にしずくを垂らしていた。そして、僕の目の前で突如水着の中に脱糞までした。彼女の水着を見るだけで、あの日の光景がありありと脳裏に浮かんで来る。彼女の今の姿に、その時の姿が重なる。でも不思議と汚らしさは感じなかった。今の彼女の純真なイメージが、あの日、排泄物によって汚されていたのではなく、あの日、身体を覆っていた排泄物こそが、今の彼女が纏っている純真さの実体なのではないかとすら思える。

「君から声を掛けてくれてありがとう。僕にとってもあの日の経験はただ無かった事にするにはインパクトがあり過ぎで悩んでいたけれど、今日、声を掛けてくれたおかげで、救われたよ。本当に。あんな出会いだったけれども、新入生合宿で仲良くなった先生と学生と自然に考えようよ。なにより、同じスイマーだしね。」

僕は正直な気持ちを伝えた。彼女はすっきりとした顔をしていた。僕も同じ顔をしていただろう。僕は更衣室で着かえてプールをでると、彼女ももう着替えて待っていた。新入生合宿の時の彼女の私服を覚えていないが、今日の彼女はさっきの高速で泳いでいた彼女のイメージとはかけ離れた、ガーリーな装いだった。女子のファッションについてはよくわからないが、なんというか、ひらひらしていた。

「先生、ひと泳ぎしたらお腹すきませんか?私、晩御飯まだなんですけど。」

僕も晩御飯を食べていないのでその誘いに乗った。もう生協食堂は営業終了の時間、駅前でとも考えたが、女子学生と二人で食事をしているのを見られる確率が高い駅前は避けたかった。家を聞くと、僕の家と同じ沿線だった。彼女の駅の方が手前だったので、そこで下車して食べる事にした。もう11時、若い女子学生が喜ぶ店というと、もうチョイスが限られてしまう。そもそも、まだこの土地の事をあまりしらない。スマホをいじっているフリをして全速力でお店を検索した。

結局、おしゃれなバーとファミレスの二択で、ファミレスにした。僕が同じ大学生なら迷わずバーにしたと思うけど、いちおうこれでも教育者だ。意外な事に、このファミレスが意外と楽しめた。水泳という共通の話題があると盛り上がれる。ドリンクバーを何倍もおかわりして、結局閉店の2時までいた。お店を出て、時間も時間なので真紀ちゃんをアパートまで送る。2時まで外出できる大学生は当然、一人暮らしである。そして当然、2時にアパートに送るアラサーの男子の欲望は、部屋に入れてくれないかな?である。

「おやすみなさい」

と結局言われるんだろうな。僕は思った。いや、もしかしたら、、

「もしよかったらお茶でも」

だろうか。ないない。

「じゃぁ、またプールで」

だろうな。アパートまでの道のりは、若い頃に戻ったようで楽しかった。でも、アパートの前での真紀ちゃんのセリフは、僕の予想のどれとも違った。

「先生、終電ないし、泊まっていきます?」


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