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エスが続く
【OL/お姉さん 官能小説】

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2. Sentimental Journey -19

「悦子……」
 じっとりと前面までシミを広げたショーツを舐めまわしながらのくぐもった声が聞こえてきた。「こっち見て」
 言われるがままに薄目を開ける。大胆に開いた自分の脚の間に平松が顔を押し付けて、目だけが自分を見つめていた。
「見える?」
「う、うんっ……」
「目閉じないで。俺が舐めてるところ、ちゃんと見てて」
「そ、っ……、やっ……」
 恥ずかしいし難しい。羞恥と快楽が瞼を押し下げてくる。しかし悦子は睫毛を震わせながら、平松とずっと目を合わせ続けていた。恥ずかしいが、こんなにも熱烈に体の中心に口づけをし続けてきれくれる平松を見ていたい。その唇から差し出した尖った舌先が黒のTバックのクロッチを飽くことなく穿っている。そのせいで漏らしてしまう悦子の蜜が十分に溜まると、顔をすり寄せて音を立てて舐めとってくる。その光景をずっと見ていて、舌が離れたら早く舌で穿って欲しくなったし、唇が吸い付かなくなったら早く啜って欲しいと思った。
「ね、ねえっ……、ご、め、……また」
「イク?」
「うんっ……、だめ、これ……、すっごい……」
「イッていいよ」
「ほんと……? ……うあっ、あ……、も、もう、ガマンできないっ」
 平松の許可が要る謂れはないのに、イッていいと言われて悦子は全身を歓喜に包まれながら、唇と舌の感触を貪るように腰をくねららせた。
「悦子、目閉じたらダメだよ? 俺の顔見ながらイッて。悦子のイク時のヤラしい顔見ててあげる」
「ううっ、やだあっ……、そんなの……」
 ショーツが捩れてヘアのはみ出した恥丘の向こうに、ふるいつきながらも淫欲に濁った平松の目が真っ直ぐ自分を見つめてきていた。これまでとは段違いに卑猥な顔で絶頂を迎えてしまうに違いない。それをじっと見つめられている。顔を背けたくてもできない中、目眩く絶頂はもうそこまできていた。
「ほら、悦子、思いっきりイッて。大きな声で。イキたいんでしょ?」
「イキたいっ……、でも、これっ……、は、はずかしい、どうしよ……」
「可愛いよ、すごく。恥かしいの好きでしょ?」
「あふっ……」平松の問いに大きく胸を喘がせた。「おねがいっ、イ、イカせてっ……」
 舌先が強くクリトリスに押し付けられ捏ねくり回されてくる。
「うあっ! さっきよりスゴいっ」
「ほら、『イカせて下さい』は?」
「おねがいしますっ……、イカせてください……」
 命ぜられるままに叫んだ懇願の言葉とともに訪れた絶頂の高みは、さっきとは比べ物にならなかった。頭が真っ白になる。しかも悦子が果てた瞬間、平松はショーツを掴んで横にズラすと、ヒクついている花唇に濃厚に吸い付いて、絶頂で漏れ出す蜜をジュルジュルと敢えての音を立てながら啜った。オーガズムのせいで敏感になっていく柔襞をすぐ様吸われては、高みからずっと降りて来れずに狂喜の淵にずっと立たされ続ける。
「あっ、……かっ」
 吸われる度にまるで電流に打たれているかのように、何度も悦子の体が跳ねた。やがて鼻先から顎までベットリと悦子の証をつけた平松が起き上がって、悦子の上躰を抱きしめると胸の中へ顔を埋めさせてくる。髪が優しく撫でられる。これを待っていた。悟性が飛んでいきそうになるほど心地良い波にゆらめきながら、自分が汚した平松の顔を潤んだ瞳で見上げて、
「お願い、キスして」
 と霞れた声で訴えた。知らない間に涙が溢れていた。
「好き?」
「うん……。すごく好き」
 初めて他人に訴えた感情だったが真実だと思った。好きかと問われて好きだと答えることがこんなにも身が爛れるほど心地よいものだとは思わなかった。
「俺も我慢できなくなってきた」
 平松が舌を伸ばして悦子の涙を舐めとる。唇に触れてもらえないじれったさに加え、そんなところでさえ舐められて騒めきが起こって震えている悦子の耳元で囁かれる。「悦子にいれたい」
「……うん。して」
「ん?」
 そうじゃないでしょ、と言わんばかりに耳から首筋を舐め上げられていく。
「はっ……」
 肩を竦ませて平松の顔を首筋に挟みながら、「いれてください」
「何を?」
「んっ……、お、おちんちん……」
 いつか平松に言わされた言葉を自発的に使って、平松の股間に手を伸ばしていた。ジーンズの生地に触れると、平松はまだ外を歩いていた時の姿のままなのに、自分はもうこんなにあられもない姿になっていることが知らされて、熱い布地の上からでもその硬さを感じながら、ファスナーに手をかけて引き下ろしていった。
「エッチだね、悦子って」
 悦子のされるがままに股間を触らせながら、平松は伏せていた悦子の顔を上げさせる。「他の男とも、そうするんじゃないかって心配だよ」
 普段の悦子ならば引っ叩いてやるところだ。だが悦子は開いたジーンズから手を差し入れて、トランクスの中の硬く漲った男茎を捉えて平松に向かって激しく首を振った。
「ち、ちがうよっ……、こ、こんなのはじめて。ほんと、信じて」


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