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ハウスマヌカンの主婦たち
【若奥さん 官能小説】

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成就-1

告白されてからも、圭介は何回か喫茶店にきたが、私ひとりの時は気軽に会話するものの、亜沙美や他の客がいる時は誰とも話さず、黙って漫画雑誌を読み、まるで心を閉ざしているようだった。

松原曰く、相変わらず、ということのようだった。



ある秋口の日、17:30だった。

季節外れの高気圧は私が夕げの買い物に出ていた福岡にもゲリラ豪雨をも招いた。
天気予報を見ていたのでレインコートと傘を用意し、本降りになってきたが準備のおかげで濡れながらも何とか自転車を走らせて家路に付けそうだった。
家路に向かっていると、雨で霞む前方を傘も差さずに急ぎもせずとぼとぼと歩いている人影を見つけた。

『こんな雨の中、奇特な人もいるものね』と思いながらだんだん近付くと人影に見覚えがあることに気付き、すれ違い様「圭介君?」と思わず声が出た。

圭介は声を掛けられ、私の顔を見るなり、「こんにちは」と雨の中とは思えない嬉しそうな表情になり、声を掛けてきた。

「こんにちは、じゃないわよ。やだぁ、びしょ濡れじゃない。傘は持ってないの?」

「持ってないんです」と普通に応える圭介に「持ってないって・・・ちょっと・・とりあえず、雨宿りしなきゃ」と圭介に傘を貸して、自分はフードをかぶり、小走りに2人で"amity"に向かった。


♪カラン♪コロン♪ドアのガウベルを鳴らしながらclosedと看板を立てられた店内に入るなり、身支度を整え、帰宅しようとしていた亜沙美が「ごめんなさい、もうへいて・・・佳代ちゃん?」と声を掛けてきた。

「チイママ、ごめんね。こんな時間に」と言うびしょ濡れの2人を見た亜沙美は「ちょっとどうしたの?びしょ濡れじゃない」と言いながら事務所からバスタオルを2枚手渡してくれた。

バスタオルで拭きながら「もう後はやっておくから、チイママは上がって。本当にごめんね」と言うと亜沙美は圭介をチラリと見て、邪魔したら悪いねと言うような視線を送り、おせっかいな笑みを浮かべながら、黙って事務所に行き、バックを取って、「お疲れ様」と一言残し、雨の中、帰って行った。


ロッカーとソファがあるカーペット張りの事務所に移動し、濡れたレインコートを脱ぎながら「ほら圭介君も脱ぎなさい」といい、圭介の服を脱がせ、下着姿だけになった圭介の髪の毛を拭き、腕、背中をお腹を拭いてあげた。

お腹を拭いていると不意に大きく膨らんだパンツを見てしまい「ちょっと・・こんな時に何?」と笑いながら言うと。
「だって、佳代さん・・・水玉が・・・」

「水玉?」と言いながら自分を見る濡れた白のブラウスが素肌に張り付き、水玉のブラもはっきりと透けていた。

「やだぁ、見ないでよ。もう!後は自分で拭いて」といい、バスタオルを投げ渡し、圭介の視線を隠すように体を丸めて髪を拭き始めた。

「すみません」と圭介は拭きながら、それでもちらちらと見てくる。


その視線を感じ何故か女心を揺さぶられ、ジュンとクレバスが潤うのが分かった。


『女の人のを見るの初めてなのかなぁ?』と思い、「圭介君って彼女いるの?」と聞いてみた。

「いませんよ・・・僕なんて」

「そうなんだぁ。じゃ、今まで女の子と付き合ったこととかあるの?」

「・・・ないです・・・」


『佳代・・・もうこれ以上は聞いちゃだめよ。戻れなくなるから』・・・自分ではわかっているけど言葉がこぼれてくる。
「じゃ、その・・・エッチとかもないの?」

「・・・ないです・・・」恥ずかしそうに圭介は答えた

『もうダメよ。いっちゃダメいっちゃダメ、その言葉はいっちゃダメ!』・・・魔法がかかった唇は禁断の言葉を漏らしてしまった。・・・
「じゃ・・・私と・・・してみる?」

・・・『あちゃ〜・・・言っちゃったか・・・・』


「え?・・・はい・・・」言うなり圭介は抱き付いてきた。
「待って待って・・・」という私を押し倒すように事務所のソファに2人で倒れ込むので、「待ちなさい!」と声を荒げるとびくっと硬直し、大人しくなった。

「分かったから・・・もう・・先に濡れた服を脱がせて」といい、圭介をソファに座らせまま、立ち上がり、濡れたブラウスを脱ぎ、肌にまとわりつくように張り付いてデニムパンツをお尻を振りながら脱いだ。


もう後戻りはできない。圭介もそして私も・・・


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