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ハウスマヌカンの主婦たち
【若奥さん 官能小説】

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ショック-1

時計は15:20だった。

♪カラン♪コロン♪ドアのガウベルがなり、ドアを見ると常連客で、近所で不動産業をしている恰幅のいい50歳前後の鈴木が入店してきた。

「いらっしゃい」と挨拶すると鈴木はいつものようにテーブル席に座り、「あれ?今日はチイママはいないの?」と聞いてきた。

「亜沙美さんは今日は早番でさっき帰ったところよ」常連なのでいつもの調子で返し「ご注文は?」

「そうかそうか。チイママはいないかのか・・・。久しぶりに会おうと思ったのにな。佳代ちゃん一人なのか。じゃ、ホット」と露骨に残念がるので、「あら、私じゃ不服?」と続けた。

「不服じゃないけど佳代ちゃんとチイママと違うしな〜。わしらから見たら佳代ちゃんはまだ子供だよ」と鈴木は差し出されたコーヒーを啜った。

32歳の佳代は昔から可愛い丸顔のせいもあり、若く見られることが多く、174cmの亜沙美に比べると165cmの身長が背丈以上に小柄に見え、amityのカウンターでは一層子供っぽさが際立った。

「あら、こう見えても私、結婚してるし、チイママよりも私の方がナイスバディよ」と冗談っぽくヒップやバストアピールするようなポーズをとると

鈴木は予想していなかった言葉を聞いたせいで慌てながら、「だったらサイズとかっていくつなの?」と好色に満ちた視線を送ってきた。


「いくつだろう・・・91-67-94とかかなぁ」と答えると

「きゅ・きゅ・・・91?Eカップとか?」興味津々に聞いてくる鈴木に「物に依るけどFが多いかなぁ」

「凄いねぇ。・・・でも佳代ちゃんは可愛らしいし、スタイルも良いけど・・・わしらおじさんにはやっぱり若すぎなんだよね・・・娘を思い出すんだよ」と言った鈴木は冷静さを保つように、持ってきた新聞とコーヒーに集中し始めた。

『確かにチイママは背が高いし、細いし・・・ちょっとだけ田中美奈子に似てるけど・・・・、それがいいってこともないと思うし・・・私ってそんなにダメかしら』内心、少しショックを受け、何も言えず、気まずい雰囲気が店内に立ち込めた。

鈴木はそんな雰囲気を察し、コーヒーを急ぐように飲み干し、出て行った。


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